彩の国環境ネットワークプラザ(埼玉県内イベント情報)

彩の国埼玉環境大賞(さいたま環境賞)受賞一覧

「埼玉環境大賞」は、環境保全や環境学習などに取り組む個人&団体、環境に関する社会貢献活動などに取り組む企業を表彰し、その功績を讃えます。 個人や県民団体を対象とする「県民部門」と、事業者を対象とする「事業者部門」があります。 ※さいたま環境賞は平成26年から「埼玉環境大賞」に名称変更しました。

 

令和5年度 彩の国埼玉環境大賞の候補者募集  NEW!!

令和5年度彩の国埼玉環境大賞の候補者を募集します。 他の模範となる優れた環境保全の取組等を埼玉県知事が表彰します。 対象となる活動は、身近な自然の保全活動、省資源・エネルギーなどの地球温暖化防止活動、資源循環型社会の構築につながる活動、身近な自然の保全活動の高揚につながる活動、環境の保全や創造に貢献する優れた製品やサービスを提供する事業などです。 県内で活動する個人や県民団体、学校、こどもエコクラブ、県内事業者、多くの皆さまからの御応募をお待ちしています。 自薦、他薦は問いません。

詳しくは、埼玉県環境政策課ページをご覧ください。

  • 令和5年度 彩の国埼玉環境大賞募集リーフレット[PDF]
  •  

    過去の受賞一覧

     

    令和4年度

    受賞者紹介パンフレット(PDF:1402kB)

    【大 賞(県民部門)】
    番号 受賞者 活動内容
    草加商工会議所
    (草加市)
     【テーマ】コミュニティフリッジによる食品廃棄ロス削減と生活困窮世帯支援の両立
    平成28年度から地場産業の皮革事業者と連携し駆除した鹿の皮を製品化するなど廃棄ロス削減の取組みを開始。令和4年度から商工会議所主導によるコミュニティ フリッジ(公共冷蔵庫)事業を新たにスタート。廃棄予定となる食品を引き取り、公共冷蔵庫に入れ、生活困窮世帯などに提供することで、食品廃棄ロスの削減に貢献。 商工会議所が主導となることで、地域の事業者や利用者などを巻き込み、自立的・安定的な事業として展開している。
    【大 賞(事業者部門)】
    番号 受賞者 活動内容
    株式会社CRS埼玉
    (川越市)
     【テーマ】自動車破砕残渣減量及び地域での啓発活動による循環型社会形成への取組
    車体バンパーの樹脂チップ化によるリサイクルやエアバック・シートベルトの生地を、素材の特徴を活かしてバックとしてアップサイクル製品とするなど、リサイクル困難な廃棄物の減量・資源の循環に取り組んでいる。また、エアバック生地を活用した上履き袋の小学校への寄贈、高校デザイン科の生徒がアップサイクルバックを製作するための生地の提供、SDGsイベントの開催 など、地域の住民や企業が環境意識を高める活動を行っている。

    【優 秀 賞】
    部門 受賞者 活動内容
    県民 特定非営利活動法人
    NPU サイエンスアカデミア
    (秩父市)
     【テーマ】科学と自然に学ぶ秩父サイエンスアカデミー
    主に秩父地域の子供たちや社会人などに対して、秩父の自然の魅力と深さに焦点を当てた秩父サイエンスアカデミーを実施している。「実験の部」では、教育委員会など各機関との連携を図り 、 地球環境問題や森の働きについての講演と実験を行い、「研究発表の部」では、秩父の自然や森林等を研究している多彩な研究者(小学生~社会人)の発表会を展開。秩父地域1市4町の後援を得て毎年実施 するなど地域に定着した取り組みを行っている。
    県民 埼玉県桶川西高等学校科学部
    (桶川市)
    【テーマ】ハートフル桶西水族館を中心とした地域に根差す環境保全活動
    教室の一室に大型水槽を置き、約50 種類 800 匹以上の魚類を中心とした様々な生物を飼育・展示。ハートフル桶西水族館として年間約2000人の来館者がある。小さな子供 の来館者には、模擬釣り体験やすごろくを通して、分かりやすく在来・外来生物の問題点を説明している。また、地域の自然再生事業での在来・外来魚の展示やコウノトリの保護繁殖への協力、 サケの稚魚を育てて放流する活動など、活動の幅を拡大している。
    県民 特定非営利活動法人埼玉県建設発生土リサイクル協会
    (県内全域)
    【テーマ】建設発生土のリサイクルによる資源の有効利用
    建設発生土のリサイクルを普及促進させるため、平成9年度全国に先駆けて協会を設立し、25年にわたり活動を継続。県内12のプラントにおいて建設工事で発生する土を石灰改良し、盛土材や埋め戻し材等として再利用するとともに、工事現場間での建設発生土のマッチングを行うことで、建設発生土の量を抑制している。また、家庭の植木鉢の土の回収活動や浄水場から発生する土と黒土を混合し園芸用土 にする活動を行っている。
    県民 特定非営利活動法人つるがしま里山サポートクラブ
    (鶴ヶ島市)
    【テーマ】子ども達の自然学習を通じた里山の保全に役立つ森づくり
    市民の森を中心に子ども達や保護者に森を体験してもらい、その大切さを考えてもらうことを目的に平成15年に設立し、20年にわたり継続して活動。学童クラブや学校 と連携し、子ども達の自然体験イベントを多数開催するとともに、里山調査、植樹なども展開。10haを超える市民の森の清掃活動では、地域の他団体と連携して取り組んでい る。川の清掃活動によるホタル発生やイベント参加者も増えるなど地域における環境への関心を高めている。
    県民 埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校
    (所沢市)
    【テーマ】学校と地元農家が協力して行う落ち葉堆肥農法
    特別支援学校の生活単元学習として行う農作業活動において、所沢市と地元農家の協力のもと、地域の伝統である「落ち葉堆肥農法」を学び堆肥作りを行っている。地元里山の森林資源を有効に活用し、地域との連携の中で環境循環学習(里の SDG s学習) を行い、さらに堆肥農法を経験しながら持続可能な社会を目指し、障害者と地域がふれあう共生社会と、地域の環境保全に寄与している。
    県民 比企自然学校
    (東松山市)
    【テーマ】地元の自然を生かした体験型環境学習と里山保全活動
    比企の自然・文化を生かした持続可能な社会を目指して平成13年に設立。「川の学校」「森の学校」「おとなの部活」など、地元の自然を活用した環境保全活動や交流の場づくりを長年にわたり実施している。 川の学校では、小中学生を対象にした川遊び教室やカヌー体験会、プラごみ回収活動など実施し、森の学校では、里山の間伐や薪割り体験会などを行っている。薪は、「里山薪」として販売し、その収益と会費で自立運営した活動を行っている。
    事業者 ウォータースタンド株式会社
    (さいたま市)
    【テーマ】マイボトルへの給水で使い捨てプラ削減を推進する「ボトルフリープロジェクト」
    水道直結型の浄水型ウォーターサーバー(ウォータースタンド)を活用し、平成30年から使い捨てプラスチックボトル削減を目的としたボトルフリープロジェクトを開始。 公共施設等にウォータースタンドを設置し、マイボトルの利用を呼び掛けている。また、教育機関への出前授業や環境問題のポスター掲示などを通じ、マイボトルへの給水の意義・目的を発信し、ライフスタイルの見直しにつながる啓発活動を実施している。
    事業者 株式会社きぬのいえ
    (寄居町)
    【テーマ】捨てるなら、染めよう!洋服の染め直しサービス「SOMA Re:(ソマリ)」
    黄ばみや退色などで捨てられてしまう衣類を染め直して再度着られるようにする染め直しサービス「SOMA Re:(ソマリ)」を行っている。衣類を染め直すことで、廃棄される洋服の処分量を減らすとともに、新たに蘇らせるという価値を付加させ、衣類の使い捨ての流れを変えることで、環境負荷を考慮したサス テナブル持続可能なファッションにつながる取り組みを展開。多くの企業との連携が広がる中、SNSなどを通じて広く情報発信するなどの普及啓発活動も積極的に行っている。
    事業者 西武バス株式会社
    (県西部)
    【テーマ】地球環境負荷軽減に向けた新たなチェレンジ!~交通事業者として私たちができること~
    CO2排出量削減のために、路線バスの一部において、軽油に代わる燃料として、従来の化石燃料ではなく、バイオディーゼル燃料や廃食油等再生可能資源由来の燃料を原 料とするディーゼル燃料(リニューアブル燃料)を利用した運行を実施。リニューアブルディーゼルで走る旅客バスは日本初。持続可能な社会の実現に向けた取り組みを「サステナビリティアクション」として位置付け、公共交通機関として地球環境 負荷軽減のために積極的に取り組んでいる。
    事業者 古郡建設株式会社
    (深谷市)
    【テーマ】Plogging(プロギング)をパートナーシップで地域環境向上に!
    ジョギングを楽しみながらゴミ拾いをする「Plogging」(プロギング)は、街のゴミが減り、健康にも良く、コミュニケーションの活性化という一石三鳥の活動。関係機関と連携・協力し、参加企業や一般参加者も募るなど活動を継続・発展させるともに、SNSなどで発信しメディアにも取り上げられる。「社会貢献したいけど何をしたら良いかわからない」という声があるなか、SDGsを広めるきっかけとして、気軽に参加できる取組みを推進している。

    【奨 励 賞】
    部門 受賞者 活動内容
    県民 朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会
    (朝霞市)
    スクールグッズシェアリングによる地域の資源循環
    自宅に眠っている不要になったランドセルや学習用具を必要な人に無償でつなげていく取組。制服・体操服は朝霞市のリサイクル事業を支援する形で実施しつつ、市は広報への 定期的な掲載協力を実施するなど行政と協働した活動を展開。朝霞市リサイクルプラザで開催するほか、あさか朝市の出店や朝霞の森での出張開催など多岐にわたり活動。物を大切にすること、環境にやさしい資源循環、貧困対策に寄与し、循環型地域社会の構築を目的としている。
    県民 あすぱる自然観察会
    (川口市)
    斜面林の自然を守り、生き物たちと仲良く暮らそう!
    住宅街に残された斜面林の自然を、子どもたちの自然体験活動を交え守っている。遊びを通した生き物しらべバッタ選手権など活動を工夫し、参加者は市内15校・15幼稚(保育)園と拡大している。 絶滅危 惧種のアカガエルの保護調査活動は 11 年となり、様々な工夫をし、衰退の危機を乗り越えている。長年の活動で、中高生のリーダーや環境系の学校に進学する人など、後継の広がりも出てきている。児童センターを中心に関係団体と連携した活動を展開。
    県民 一般社団法人一掃計画
    (和光市)
    ゲーム性を持たせた新感覚ゴミ拾いイベント「トラッシュロワイヤル」
    「海に流出するゴミを無くす」をコンセプトに、既存の清掃活動のイメージを変えるべく、楽しさや満足感を得られるイベント化されたごみ拾い活動を行っている。拾う量にこだわることに重点を置きながら、ゲーム性を持たせたゴミ拾いイベント「TRASH ROYAL(トラッシュ ロワイヤル)」やゴミ拾いとBBQを掛け合わせた イベント「The Cleanup BBQ(ザ クリーンアップバーベキュー)」などを開催。他団体とも一緒にゴミを拾い、SNSでの発信も行ってる。
    県民 さいたま市立芝川小学校・遮熱フェス実行委員会
    (さいたま市)
    地域の力で教室を快適に!参加型の暑さ対策で学ぶ「環境づくり」
    鉄筋コンクリート造りの校舎で断熱性のない小学校の教室に、「今すでのある技術や知恵と工夫」で断熱材や遮熱パネルなどの断熱対策を行い、6℃以上の室温の低下を実現。資材の多くはメーカーからの無償提供であり、不足金クラウドファンディングで調達するなど学校、PTAのみならず、幅広い連携・協力のもと活動を展開。設置作業当日は、子どもから大人まで幅広い 参加のもとワークショップ形式で開催し、体験型環境教育としても寄与。
    県民 特定非営利活動法人 埼玉ハンノウ大学
    (飯能市)
    地域資源を活かした自然環境教育および保全活動
    飯能市の全体を大学の「キャンパス」に見立てることでメディア化し、まちに関わるすべての層が参加できる「授業」を出会いの場として、課題や志を持った市民・企業・行政のネットワークづくりを行っている。 「地域密着型の生涯学習」の場づくりを通じた「新しい地域コミュニティ」の創出によって、地域の活性や様々な地域課題の解決に向けて活動を実践し、地場産業の「林業」や、観光資源である「自然景観」および「歴史的建造物」などの自然環境と歴史文化を、次世代に継承することを目的としている。
    県民 本庄すみれ幼稚園
    (本庄市)
    みんなで学ぶリサイクル・幼稚園でできる地産地消!
    幼稚園での段ボール・雑誌・新聞の回収を実施する中、園児全体でリサイクルの方法や必要性を学ばせている。家族にも伝えさせることで、家庭で身近に取り組んでもらえるリサイクルを目指している。また、園所有の畑で自ら食べる野菜を育てる活 動や生ごみをコンポスト化して畑の肥料とするなど食物の循環についても学習。平成14年から継続してこの活動を行い、リサイクルが当たり前であるという考えを幼少期から根付かせている。
    事業者 株式会社警備ログ
    (さいたま市)
    日本の企業ユニフォームの廃棄をゼロにするゼロミッションプロジェクト
    全国の警備会社にSDGsを普及することを目的に2018年に設立。SDGs達成に向けたプラットフォームとして自社が運営する「企業ユニフォーム廃棄ゼロエミッション推進委員会」の事務局で購入された仕事着(ユニフォーム)を対象として、不要(入替)時に無料回収し、リサイクルを行い循環 経済・サーキュラーエコノミーとして、企業ユニフォームの廃棄ゼロを目指すゼロエミッションプロジェクトを展開。
    事業者 コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
    (吉見町)
    埼玉県内初 PETボトルの水平リサイクル「ボトル to ボトル」協働事業
    容器由来の廃棄物削減と、日本国内におけるプラスチック資源の循環利用に向けた取組みとして、「ボトル to ボトル」を推進。2022年4月からは、埼玉県内初の「ボトル to ボト ル」の取り組みを吉見町と協働でスタート。町内集積所で回収された使用済みペットボトルの全量リサイクルを推進し、資源の循環利用に町民・事業者・行政が一体となり、協働で取り組む。
    事業者
    株式会社新富士空調
    (鴻巣市)
    環境対応型の新製品の開発への取組
    段ボールの箱のように折り畳みが可能なダクト「エコダクト」を開発。コンパクト化による運搬車両台数の低減のほか、強度化による薄さの実現で高炉から排出 される CO2の削減に寄与。また、グラスウール断熱材を使用しない100%再生可能材ダクトも開発し、産業廃棄物の発生を抑制するなど、環境保全対策をコンセプトとした新技術の開発に注力している。脱炭素化社会実現に向け、温室効果ガス排出量把握、使用材料の見直しなども進めている。
    事業者 株式会社タムラ製作所 坂戸事業所
    (坂戸市)
    環境問題をより多くの人に理解していただくための実践活動
    環境を意識した社屋の建て替えにより「Nearly ZEB 」として整備。その後、太陽光発電設備の導入や電力契約の変更、LED化、高効率エアコン導入等の実施により、事業所の電力によるCO2排出量は実質ゼロとなる。事業所周辺のクリーンアップ活動やコンポストの設置、廃油の再利用など従業員がアイデアを出し合いながら実践する様々な取り組みを展開中。駐車場緑化では生物多様性の保全に配慮し在来種を植栽する。

     

    令和3年度

    受賞者紹介パンフレット(PDF:7.08MB)

    【大 賞(県民部門)】
    番号 受賞者 活動内容
    特定非営利活動法人ジョイライフさやま
    (狭山市)
     【テーマ】入間川の水辺周辺整備と自然を守る環境学習
    2016年から藪を開拓し、景観を改善してきた。2019年の台風19号等で、岸辺林が再び藪化したが、コロナ禍で参加人数が限られる中、大量の木々や瓦礫、不法投棄物の処分、伐採などを地域の協力を得て行い、清々しい緑あふれる水辺周辺林に変えた。 また、環境活動による地域活性化を目指し、自然の森遊び、漁業協同組合と協働での地引 網による生態系・生物多様性調査、カヌー協会と協働でのカヤックでの漂流プラごみの収 集体験などを行っている。
    【大 賞(事業者部門)】
    番号 受賞者 活動内容
    株式会社シード
    (鴻巣市)
     【テーマ】カーボンニュートラルと向き合うサーキュラーエコノミーシステムの導入
    独自開発したプラスチック高度リサイクルシステム「ドックス」により、工場で廃棄していたコンタクトレンズの成形用プラスチック型をポリプロピレン(PP)とアルミに分離し、有価物としての再資源化を実現。 ユーザーから使い捨てコンタクトレンズケースを回収し、リサイクル業者に販売、「物流パ レット」に再生している。 また、地域の学生との連携等によるコンタクトレンズケースの回収活動などにより、環境問 題に対する啓発活動を実施している。

    【優 秀 賞】
    部門 受賞者 活動内容
    県民 学校法人石川学園 狭山ひかり幼稚園
    (狭山市)
     【テーマ】先進性のある環境の創出を重視した園舎で環境について学ぶ
    園舎改築時に地場産の木材を多用するとともに、太陽光発電、日常用水の井戸、太陽熱温水器、雨水利用のタンク3基を設置。旧園舎のコンクリート瓦礫は子供の遊び場の土台とするなど、全て園内で再利用した。これらの施設と園内の1,000本の樹木と芝生を生かし、「幼児と共に考え、創り、学ぶ」の視点で、省エネ、自然とのふれあい、植栽などに取り組むとともに、地域のNPOの協力を得て園児に環境を分かりやすく伝えている。 園の活動と環境教育について、中国や韓国、カナダ等からの視察を受入れている。
    県民 早稲田大学本庄高等学院河川研究班
    (本庄市)
    【テーマ】育て!「川を守る子どもたち」
    2012年から藤田小で春・秋の年2回の合同河川調査、年8回の水環境や科学に親しむ授業を実施。2018年以降は他の本庄市内小学校や市民総合大学でも出張授業を実施している。 蓄積してきた河川調査データに基づき、観察ポイントで確認された種と上流に住む種、現在は採取が難しくなった種などを集めた図鑑「ほんじょうの川のいきもの」を、タブレットを使って利用できるようにPDF版で制作。Webでの公開や、冊子版を作り広く市民の利用に供することも検討している。
    県民 上尾市立上平小学校 環境園芸委員会
    (上尾市)
    【テーマ】在来種による緑のカーテンと希少植物の保護活動
    絶滅危惧種のバアソブなど埼玉県在来のつる性植物や希少植物で緑のカーテンを育成。花壇にも県の絶滅危惧種や希少種を多く取り入れている。花の咲き方や種のでき方、昆虫の食草といった昆虫と植物のつながりなどの生態系を、身近なミニビオトープで学ぶ。 委員会メンバー21名が、地域の協力も得ながら、週2回当番制で緑のカーテンや花壇等への水やり、草むしり、池のごみ掃除などを実施するほか、自然環境などの勉強会や希少種のクツワムシの生育を行っている。
    事業者 川上産業株式会社 北関東営業所
    (久喜市)
    【テーマ】「使用済みプチプチ®の回収」と「再生材料を使ったプチプチ®製造」
    企業、公共団体、自社事業所に70%以上の再生プラスチック原料で作られた回収ボックスを設置。使用済みプチプチ®を回収し、製品の原料として再利用している。2003年頃からプチプチ®全商品に再生原料を使用。2009年に有色の再生原料比率95%以上のエコハーモニー®を、2014年にバイオプラスチックを導入したバイオプチ®を開発。 自社製品に限らず使用済みプラスチック包装材を再商品化するループリサイクル®に全国約100社の再生業者と取り組み中。 SDGs教育の一環で自治体と協力し、学校にプチプチ®専用回収ボックスを設置。
    事業者 日本電鍍工業株式会社
    (さいたま市)
    【テーマ】「Earth Friendly」の経営理念のもと、多方面から環境活動を実施
    独自の生産管理システムを導入し、使用する薬品や材料の削減、作業のDX化によるエネルギー効率上昇を実現。会社屋上全面のソーラパネル設置や全社照明のLED化、設備のレイアウト変更等による生産効率の最適化や排気装置の更新による作業環境の改善は、電気使用量実質20%削減と、高品質なものづくりや高い生産性の維持につながる。生産活動に伴い発生するめっき液の廃水等からの貴金属の回収・再生利用や地域の小学校でのめっき体験にも取り組んでいる。
    事業者 株式会社ノヴァ
    (北本市)
    【テーマ】規格外品と有機農産物を通じた環境と共生する事業活動の継続
    有機ドライフルーツ・ナッツの規格外品を、形を変えた新しい価値ある商品として販売。有機酒造の原材料にも使用し、フードロスを削減。北本市、滑川町の圃場計8,045㎡で環境保全型の有機農業を自ら実践。輸入、生産、加工、販売までの全てを自社で一貫して行っている。 また、太陽熱利用パネルの社屋への設置、自社山林の間伐材を主な燃料とする木質バイオマスボイラーの酒類製造工程への導入、製品生産後の食品残さの自社圃場での活用にも取り組んでいる。
    事業者 株式会社マツザキ
    (川越市)
    【テーマ】"水・土・緑・空気と生きる"を基本理念とする「緑化プロジェクト」で持続的に地域貢献
    武蔵野の自然豊かな雑木林を再生した「マツザキの森」での草刈り、植樹、遊歩道整備などの保全活動、「森」の脇を流れる不老川の水質維持活動などに継続して取り組んでいる。「森」を子どもから大人まで楽しめる「木育の場」として提供し、集めた落ち葉は腐葉土として農地で循環利用。 また、本社敷地内の炭小屋を蒸留所にリノベーションし、県内初のクラフトジンを製造・発売。将来は、ジンのボタニカル原料全てをこの「森」で収穫することを目指す。
    事業者 株式会社アイル・クリーンテック
    (寄居町)
    【テーマ】食品廃棄物から生産した堆肥販売とSDGsを通じた環境学習活動
    パレットごとに原料の履歴を管理するパレット式食品リサイクル処理施設として、食品廃棄物から生産した堆肥を残さず100%販売。堆肥は幅広い顧客がリピーターとして活用。持参した袋への堆肥の量り売りや堆肥散布車の導入で堆肥袋が不要となり、ごみを削減。 従業員各自がポケットサイズの「環境理念」と「SDGsの目標と取組」を所持し、実践している。 埼玉県環境学習応援隊として活動するほか、学童やアイル・グループが管理する施 設においても出前授業を実施している。

    【奨 励 賞】
    部門 受賞者 活動内容
    県民 吉川工専工業会
    (吉川市)
    環境美化と地域ボランティア活動
    吉川市小松川の工業専用地域の企業約90社が会員として活動している。工業団地内のごみ拾いや小型清掃車による粉塵清掃(毎月)、埼玉県、吉川市、市内環境団体「NPO環(めぐり)」と合同での工業団地内の環境パトロールを実施。毎初夏にはゴーヤ苗の緑のカーテンによる節電対策を会員に促進している。 毎年市の環境展や環境フェスティバルに出展し、小学生に資源再生の重要性を説明。 また、毎年6月に小学生向け環境体験講座で緑のカーテンのネット設営と撤去を担当。
    事業者 株式会社日さく
    (さいたま市)
    再生可能エネルギー利用の一環として、地中熱利用システムの実証実験
    自社工場に地下水熱を建築物等の冷暖房に利用する地中熱空調システムを導入し、その効果を実証。導入前後で、ランニングコストは年間約50%、CO2排出量は54%削減。 効果を「見える化」し、地域や社会に再生可能エネルギー利用の一環としてPRすることで、県内の民間企業からの引き合い件数が増加。地域の同業他社との共同開発を通じた自社技術の発展・進化にもつなげている。海外からの技術者の工場見学の受入れも実施している。
    事業者 和光紙器株式会社
    (川口市・さいたま市)
    リサイクル性を考えた一貫生産工場による環境配慮型包装資材ポリエコレンの開発と製造
    目薬ケースや紙おむつ外袋などの製造時に発生するロス材、自社製造工程で発生するプラスチック端材などのリサイクル低密度ポリエチレンを100%原材料とし、柔らかく繰り返し使用できる環境配慮型包装資材「ポリエコレン」を製造。国内で100%リサイクル低密度ポリエチレンを用いた一貫生産を行っているのは同社のみ。 防災グッズ大賞優秀賞を受賞した「WAKOH式段ボールベッド」について埼玉県内外の市と防災協定を締結。
    事業者 株式会社アルビオン熊谷工場
    (熊谷市)
    事業活動を通じ、社会の継続発展への貢献を追求
    化粧品製造業として環境課題に向き合う。商品輸送箱の100%リサイクル紙の使用、環境負荷の低いバイオマスプラスチック素材等環境や資源に配慮した化粧品容器の導入、設備の燃料転換や照明のオールLED化等によるCO2削減、排出基準より厳しい自主基準の設定による水環境保全などにより、環境負荷を低減している。 2002年に熊谷市に工場移転して以来、緑化の維持管理に取り組み、全国みどりの工場 大賞を受賞。近隣小中学校、県内外大学の工場見学、職場体験等も実施している。

     

    令和2年度

    受賞者紹介パンフレット(PDF:946KB)

    【大 賞(県民部門)】
    番号 受賞者 活動内容
    特定非営利活動法人
    秩父百年の森
    (秩父市)
     【テーマ】山・里・街が連携した未来へつなぐ森づくり
    農山村の過疎化や高齢化が進む中、山・里・街の人たちが共に手を組み、みどり豊かな秩父の森林を保全するため、活動を継続している。
    森から種を採取、苗を育て森へ帰す森林再生を実施。これまで植樹、育苗に延べ2,600人が参加。夏休み森林教室や観察会、エコツアーを行い、森林の大切さを伝えている。さらに、学校、企業等と連携し、カエデの樹液メープルシロップ等の森の恵みを活用した商品を開発。地域の活性化に寄与している。
    【大 賞(事業者部門)】
    番号 受賞者 活動内容
    ウム・ヴェルト株式会社
    (加須市)
     【テーマ】食品リサイクルをコア事業とした地方創生計画
    関東地方の食品製造企業を中心に1日100トン以上の食品残さを回収し、同一地域内での食品リサイクルループ構築による循環型社会の実現を目指す。
    食品残さを肥料、飼料に商品化し、農業法人ではそれらを使用したネギ、ニンニク等の生産、養豚を行う。加須市から運営を受託している「道の駅かぞわたらせ」では、生産した農作物の販売、豚肉を利用したメニューの提供を行っている。

    【優 秀 賞】
    部門 受賞者 活動内容
    県民 東松山市立市の川小学校
    (東松山市)
     【テーマ】希少野生動植物種の保護増殖活動
    県内希少野生動植物種のサワトラノオ(サクラソウ科)を校内で保護・増殖している。6年生有志「サワトラ隊」は県環境科学国際センター等と連携しながら、自主的に実験や観察を行い、その成果を保護増殖活動に生かしている。県内小中学校、幼稚園等にサワトラノオの株を譲り、活動の輪を広げている。
    また、県こども動物自然公園と共同で希少種のトウキョウサンショウウオを卵から育て、令和2年度には308匹を放流。
    県民 川口市立安行小学校
    (川口市)
    【テーマ】地域の自然に親しみ、自然を守り育てる児童の育成
    子どもたちが日常の中で楽しみながら環境活動を行えるように、校内環境通貨「くすのきチケット」を活用。校内ビオトープでのアカガエル飼育や、給食の牛乳パック回収に協力する等、エコ活動をするとチケットがもらえ、子どもたちは校内で開かれるエコマーケットでチケットを使うことができる。
    飼育しているヤギの糞、給食で出た果物の皮や落ち葉でたい肥を作り学年園で野菜をつくるなど校内で様々な環境活動を行っている。
    県民 MIYASHIROエコ☆スターズ
    (宮代町)
    【テーマ】「エ/笑顔で、コ/コツコツ、ス/進んで、タ/楽しく活動!」をスローガンに地域で活動
    小学生から高校生のメンバー26名を中心に12年間続く月1回の定例ごみ拾いを行う。そのほか、エコポスターコンクールの主催や町と共催で行うゴミ拾い大会、地産地消につながるクッキングイベントなど、地域を巻き込み多くの人に参加してもらえる企画を実施。県外のエコクラブとの交流や、こどもエコクラブHPでの活動報告など積極的に情報発信を続けている。
    県民 埼玉県立川越高等学校同窓会
    (飯能市)
    【テーマ】母校の校歌にある入間川の源の地で、悠久の森づくり
    平成24年から同窓会の地域貢献事業として飯能市名栗地区の市有林で「川高初雁の森」の活動を開始。同窓生、現役生合わせて約100名が毎年本活動に参加し、植樹、下刈り、シカによる食害対策を実施、計画的な森づくりを行う。
    四季折々の変化が感じられる広葉樹をこれまでに1,600本植樹したほか、地域材である西川材を利用し、遊歩道へのウッドチップ敷設、ベンチ設置等の整備を実施。
    県民 特定非営利活動法人
    熊谷市ほたるを保護する会
    (熊谷市)
    【テーマ】平地林や里山、荒廃田の保全等によるホタルの保護活動と環境教育
    平地林整備後に見られるようになった江南地域のホタルを保護するため、捕獲防止パトロール活動、啓発看板の設置、生息地域の清掃活動や草刈り作業を実施。
    ホタルの発生数調査、ほたるハンドブック発行、ホタル案内所の開設など、ホタルの生息地での環境づくりを地域一体となり行ってきた。
    荒れた平地林や里山の整備で防犯上効果が上がる等、地域環境も向上し子どもの自然活動に利用されるようになった。
    県民 ふるさとの緑と野火止用水を育む会
    (新座市)
    【テーマ】野火止用水・雑木林を中心とした地域の環境保全と子どもたちのための自然体験活動
    新座市の野火止用水や雑木林の保全に関わる複数の市民団体の連携を促進するため、十文字学園女子大学を中心に市を含めたネットワークとして発足。13の市民団体が参加し、子どもの自然体験やホタル再生など4つのプロジェクトチームを構成して活動。団体ではメンバーの高齢化や固定化が進む中、大学の学生が活動に参加するなど、本ネットワークにより活動の活性化が図られている。
    県民 西武学園文理中学・高等学校
    (狭山市)
    【テーマ】生徒による自主的な清掃活動で地域に恩返し
    20年前に各部活に参加する生徒から構成されるクラブ委員会で、地域への恩返しとして通学路を中心に地域清掃活動を開始。年2回の200人規模の清掃活動や運動部による週1回の清掃活動が継続している。地域の環境団体、企業と連携した清掃活動にも参加。多くの人が利用する道路や公園、駅周辺を清掃することで、地域美化に貢献している。
    事業者 カネパッケージ株式会社
    (入間市他)
    【テーマ】マングローブ植林活動による環境改善
    使用後に廃棄される梱包材の設計、製造企業として、CO2削減に貢献するため、フィリピンでのマングローブ植林活動を開始。売上の0.1%を植林費用にあて、地元従業員、地域住民と一緒に年間100万本、11年間で東京ドーム71個分に相当する約1200万本の植林を行った。活動を通じ、地元従業員がマングローブ研究で博士号を取得。売上の一部を植林に寄付する自動販売機を地域の企業に46台設置してもらっている。
    事業者 テイ・エス テック株式会社
    (朝霞市)
    【テーマ】本社屋の建設に伴うエネルギー利用の高効率化と敷地内緑化の推進
    本社建て替え時に、エネルギー利用の高効率化を目指し、遮熱・断熱性の高い外装、太陽光発電の設置、雨水再利用など、多くの省エネ設備を導入。建築物省エネルギー性能表示制度でNearlyZEBを取得。
    エネルギーに特化したISO50001を組み入れ、毎月環境会議を行うなど継続的な省エネ活動を行っている。また、敷地内緑化面積を従来よりも増やし、地域住民が植栽を楽しめる外構を整備。

    【奨 励 賞】
    部門 受賞者 活動内容
    県民 上尾市立平方北小学校
    環境飼育委員会
    (上尾市)
    学校ビオトープ・野鳥の森での希少動植物とのふれあい
    平成28年に創立40周年を迎え、記念事業として学校ビオトープを設置。荒川周辺に生育する在来種を観察できるようになった。5、6年生12名の委員会が学校応援団と連携しながら、生態系の保全や生き物の大切さを学ぶ。校内野鳥の森には巣箱を設置し、野鳥観察を行っている。
    県民 糀谷八幡湿地保存会
    (所沢市)
    八幡湿地周辺の美しい自然景観を保存し、自然環境への理解を深める
    湿地周辺の里山、棚田を保全し、環境学習の場を提供。地元小学生と棚田での田植え、稲刈り、脱穀、収穫祭を行っている。棚田では、雑木林で子ども達が集めた落ち葉をたい肥にして使用している。令和元年度は活動85日間、延べ1,100人以上の参加があった。
    事業者 株式会社クリタエイムデリカ
    (越谷市)
    できる事から始める中小企業の地域活動と環境への取組
    食品メーカーとして環境に配慮するために、包装資材へのリサイクルペットの使用、消費期限の延長によるフードロス削減など商品開発を工夫をしている。その他、地域清掃活動、フードパントリーへの食材提供、エコライフ委員を中心にした社内の環境活動などを行う。
    事業者 株式会社そごう・西武
    そごう大宮店
    (さいたま市)
    埼玉で考える環境イベントを店舗で実施
    植樹活動、こどもの靴の下取りなど西武・そごう全店で行う環境活動とともに、地域ならではの環境活動を実施。海洋プラスチック問題や食品ロス削減などをテーマに店舗で「埼玉県の環境活動」を身近に感じられる啓発キャンペーンを10月の環境月間を中心に行う。
    事業者 株式会社シタラ興産
    (深谷市)
    Iを活用した高精度選別による環境負荷低減活動
    これまで分別が困難で、全量埋め立てとなっていた建設系混合廃棄物等をAI搭載自動選別ロボットでリサイクル。従来の設備で選別できなかった廃棄物のリサイクル率を0%から70%までに上げ、環境負荷低減に貢献。
    SDGs私募債を発行し、発行手数料の一部を寄付するなどSDGsにも取り組む。
    事業者 コープデリ生活協同組合連合会
    (県内全域)
    合員とともに進めるプラスチックごみの削減
    関東を中心に7生協で、組合員とともに様々なリサイクルに取り組む。特に、再生プラスチックを活用した容器包装、詰め替え用商品、ノントレーの推進など商品開発時からプラスチックごみ削減を目指している。課題解決には組合員の理解と共感が不可欠、そのため積極的な情報発信に努めている。
    事業者 白岡蓮田環境事業協同組合
    (蓮田市・白岡市)
    給食廃油をバイオディーゼル燃料に再利用
    蓮田市、白岡市小中学校23校の給食廃油を再利用し、ゴミ収集車両3台の100%バイオディーゼル燃料として使用している。市内小学校の社会科見学時にはゴミ収集車両を用いてデモンストレーションを行い、小学生が廃油のリサイクルを学ぶ機会となっている。

     

    令和元年度

    受賞者紹介パンフレット(PDF:2,319KB)

    【大 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    さいたま市みどり愛護会
    (さいたま市)
     【テーマ】長年にわたり身近な緑地の保全活動や環境教育を実施
    さいたま市内の各地で240人のメンバーが自然緑地の再生や保存、さいたま市指定緑地の下草刈り、枝打ち等の維持管理をボランティアで実施。過去23年間活動を継続し、様々な生き物が暮らす緑地を守っている。  親子での雑木林体験や、樹木を1年間育ててもらう樹木の里親制度など、一般の人に関心を持ってもらうイベントを企画実施。また、小学生や大学生に自然緑地を環境教育の場として提供し、環境保全意識の普及にも貢献している。

    【優 秀 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    熊谷市立久下小学校
    生物・ムサシトミヨ委員会
    (熊谷市)
     【テーマ】地域とともに子供たちが主体的に取り組むムサシトミヨの保護と繁殖活動
    県内希少野生動植物種である県と熊谷市の魚「ムサシトミヨ」の保護と繁殖活動を、今年で33年間、児童委員会が中心となり校内のトミヨ池で行っている。  主な活動内容は、保護と繁殖活動、ムサシトミヨ学習会への参加、集会での校内広報活動、各活動報告会への参加などである。年1回の繁殖調査では、ムサシトミヨを守る会等と連携して行い、令和元年度は214匹を繁殖させ、学校近くの元荒川に放流した。
    学校法人シモゾノ学園
    大宮国際動物専門学校
    (熊谷市・さいたま市)
    【テーマ】ムサシトミヨの保護へ、学生が河川清掃、生物調査を実施
    学生が月2回熊谷市元荒川のみに生息する「ムサシトミヨ」生息地に出かけ河川清掃、外来生物駆除をボランティアで実施。 また、河川に生息する生物、水質の調査を行い、学生が調査結果をまとめ、ムサシトミヨを守る会と共有している。学園祭でのムサシトミヨの展示やクイズ大会、SNSを通じた保護活動についての情報発信により、ムサシトミヨ保全のための啓発に努めている。
    学校法人所沢文化幼稚園
    (所沢市)
    【テーマ】自然観察園で見て、触れて、感動体験
     7000平方メートルの自然観察園を幼稚園の隣に設置し、子供たちに自然の中での遊びを通して豊かな感性を培ってもらう取組を実施。  国蝶オオムラサキを25年前から飼育し、職員を中心に管理を行う。放蝶会では、500頭を超える成虫を園児の手から放している。また、園児は園内で人工飼育された蛍の生態を学び、環境問題に関する気づきを得ている。蛍の鑑賞会には、園内外から6000人以上が訪れる。
    日本工業大学
    学生環境推進委員会
    (宮代町)
    【テーマ】学生独自の環境保全活動
    大学の環境マネジメントシステムと一体となり、大学生が主体的に環境活動を行い、サスティナビリティキャンパスの充実を目指している。  卒業生から不要となった家電や家具を委員会で回収、整備し、新入生へ無償で配布する展示会を実施し、廃棄物の減少につなげている。  また、地域の小学生を対象とした「子ども大学みやしろ・すぎと」での環境学習や、利根川強化堤防森づくりボランティア活動を行い、地域に貢献している。
    八木橋 孝雄
    (宮代町)
    【テーマ】里山の環境を知り、自然環境を守ることの大切さを伝える
    さいたま緑のトラスト保全第5号地を活動の中心として、山崎山こどもエコクラブを立ち上げ、平成29年には200回目の活動を実施。五感を使って感じる観察会や、こども昆虫博士検定などを通じ、多くの子供たちに里山の魅力を伝えてきた。  さらに、山崎山保全活動のボランティア組織「里山守り隊」や「トラスト祭」の活動も行い、地域で里山保全に取り組んでいる。
    田島 洋輔
    (羽生市・久喜市)
    【テーマ】利根川を活用した小学校の河川体験の支援と環境まちづくり活動の展開
    羽生市立村君小学校が行う利根川の自然環境とふれあう体験学習の支援を7年間実施。河川管理者や漁業関係者、地域住民との連携、安全面で多くの事前準備が必要な川下り活動を安定して開催する仕組みを構築した。  また、利根川の魅力を発見するための住民ワークショップを企画、開催し、埼玉・群馬両県の5市以上の利根川流域住民に利根川の魅力を発信してきた。
    サッポロビール株式会社
    (さいたま市)
    【テーマ】地域清掃活動と「埼玉県環境保全応援缶」の発売
    年4回川口駅前や大宮での地域清掃活動を10年以上継続して実施。  令和元年11月には「海と日本プロジェクトin埼玉県」企画として、ビール缶に川の国埼玉県をデザインした「埼玉県環境保全応援缶」を発売開始。応援缶のデザインにより県内の環境保全活動をPRするとともに、売上金1本につき1円を埼玉県「川の国埼玉再生プロジェクト」に寄付し、県内の環境保全活動に貢献をしている。
    石坂産業株式会社
    (三芳町)
    【テーマ】くぬぎの森環境塾での里山保全活動と体験型環境教育
    荒廃していた里山を再生し、三富・武蔵野の雑木林の景観を取り戻すとともに、三富地域の歴史文化を伝えている。固有の生態系を守り、生物多様性の「JHEP」認証で最高ランク「AAA」を取得。また、「体験の機会の場」認定を受けた“くぬぎの森環境塾”では、地域の小中学生や国内外の団体等へ、再生した里山を活用し、SDGsを実現する体験型環境教育による人材づくり支援を行っている。
    株式会社タカヨシ
    (県内全域)
    【テーマ】生鮮食品を活用した地産地消型食品ロス削減モデルの構築
    野菜等を直売形式で販売する同社は、埼玉県で初めて生鮮食品を廃棄することなく地域で活用する仕組みを埼玉県、特定非営利活動法人フードバンク埼玉と構築。こども食堂が安定的、継続的に食品提供を受けられるようになった。  店舗と地域のこども食堂が直接やり取りすることで、お互いに顔の見える関係ができるとともに、運搬や保管場所といった課題解決にもつながった。

    【奨 励 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    ふれあい市野川
    クリーンアップ作戦協議会
    (東松松山市・吉見町)
     自治会、学校、企業、行政など多様な団体が協働し、毎年11月にふれあい市野川クリーンアップ作戦を600人規模で15年間継続して実施。  清掃活動だけでなく、生態系を知ってもらうために市野川の魚を展示したり、清掃後に豚汁を提供したりするなど大人から子どもまで地域住民と参加者が交流する取組となっている。
    土淵 昭
    (県内全域)
    マンション自治会で緑化推進に関わったのを始めとして、埼玉県内の多くの環境団体の立ち上げに関わり、事務局長等を務めた。  平成15年の立ち上げから関わった「特定非営利活動法人さやま環境市民ネットワーク」は、現在市内26の環境団体と連携を図りながら、環境まちづくりを推進。また、各団体での活動を通して多くの担い手を育てるとともに、環境にやさしいライフスタイル講座の講師をして市民啓発を行う 。
    株式会社エフテック
    (久喜市・毛呂山町)
    事業所近くの備前堀川土手の清掃活動を7年間継続して実施。就業時間の活用や活動PRにより年々参加者も増加。全13回延べ447名の参加者により累計1.5トンのゴミを回収。  また、企業が里親となる森林づくり活動を5年間実施し、従業員とその家族が延べ398名参加。間伐作業のほかに、間伐材を用いた工作教室などの子供向けイベントを開催。自然とのふれあいを通じた森林保全活動を実施。
    株式会社OKUTA
    (さいたま市・小川町)
    平成21年から「OKUTAこめまめプロジェクト」を開始し、小川町下里提携地区の有機米を買い支える活動を行っている。地元NPOが推進する環境保全活動に社員が有志で参加するなど、顔の見える信頼関係を構築している。  また、平成24年からは環境負荷を低減した住まいを実現する「パッシブデザイン」という独自の設計手法を展開。持続可能な社会の実現を目指し、様々な取組を実施。
    株式会社モード工芸
    (富士見市)
    段ボール製のマネキン「段ドール」やエコマークを取得した再生プラスチック製マネキンなど、過去10年以上環境に配慮したマネキンの製造販売を行う。  平成30年には、日本の伝統工芸品であるダルマや張り子の生産技術を活用した紙製マネキンを開発し、環境意識の高まりと伝統技術の継承の両立を目指す。紙製マネキンは海洋プラスチック問題が注目される中、多くのメディアから取り上げられる。

     

    平成30年度(第20回)

    受賞者紹介パンフレット(PDF:2,280KB)

    【大 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    特定非営利活動法人
    かわごえ里山イニシアチブ
    (川越市)
     【テーマ】無農薬・無化学肥料の米づくり「生きもの育む田んぼプロジェクト」による自然と生きものが共生できる環境豊かな里山づくり
    草稲作農家の高齢化による遊休田の増加、農薬の環境への影響などの問題をきっかけとし、環境にやさしい無農薬・無化学肥料による米づくりを農家、自治体、大学、NPO、地域住民とともに実践。環境に優しい米づくりを通して、農家、非農家の人たちに、生物多様性を育む豊かな里山に関する理解、普及・啓発を図っている。平成28年、「生きもの育む田んぼプロジェクト」は「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」の認定連携事業となる。

    【優 秀 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    秩父市猟友会
    (秩父市)
     【テーマ】有害鳥獣捕獲、放鳥・植樹活動により、生物多様性の確保、生活環境の保全に大きく貢献
    野生鳥獣の生息数が乱れ、農林水産物の食害被害が社会問題化する中、有害鳥獣の捕獲により適正生息数の確保を図り、生活環境の保全、農林水産業の健全な発展に寄与。シカ、イノシシについては通年80名体制で捕獲を行っているほか、アライグマ、ハクビシン、カワウの捕獲でも実績を上げている。また、国鳥キジの繁殖・放鳥、カエデなどの植樹活動、鳥の巣箱の設置、無料のジビエ試食会も行っている。
    彩の国環境大学修了生の会
    (県内全域)
    【テーマ】地域における環境リーダーを育成する「彩の国環境大学」の修了生による持続可能な循環型社会の構築に向けた諸活動
    埼玉県環境科学国際センターが開催する「彩の国環境大学」の修了生は、県民の環境問題への理解を深めてもらうために、学んだ知識・情報を実践活動を通じてわかりやすく伝えている。他の環境団体と連携し、イベント、公開講座、児童対象の野外環境教育を開催しているほか、化学物質部会による環境コミュニケーションの実施など4つの部会がそれぞれの分野で幅広い取組を実施している。
    みよしグリーンサポート隊
    (三芳町)
    【テーマ】江戸時代から続く落ち葉から堆肥をつくる循環型農業のための雑木林の整備・保全活動と環境教育
     常緑樹が増えササやクズがはびこる荒れた状態となっていた農用林を整備し、落ち葉掃きにより堆肥づくりができるように林床の整備・保全を行っている。作った堆肥は地元家庭菜園の肥料として使われている。活動場所の一部では学校と協働で雑木林の整備を実施し、小学生が林の役割を学ぶ環境教育の場となっている。平成28年度、活動地区の一部が緑のトラスト保全第14号地に認定された。
    羽生市立三田ヶ谷小学校
    (羽生市)
    【テーマ】絶滅危惧種のムジナモの保護・増殖を35年間、全校を挙げて取り組む
    食虫植物の水草ムジナモの国内唯一の自生地である宝蔵寺沼が近隣にあり、昭和58年から35年間ムジナモの保護・増殖活動に取り組んでいる。ムジナモ保存会の方からムジナモの歴史や生態、栽培法などを学び、校内のムジナモ観察池で6年生が増殖活動を行っている。毎年6月のムジナモ集会において、6年生が1年間かけ増殖させたムジナモを全校児童で沼に放流している。長年の保存会との連携により、沼には23万株を超えるムジナモが生育している。
    すぎとエコグリーン
    (杉戸町)
    【テーマ】大落古利根川、高野砂丘(下野の森)、葛西用水系水路の保全活動を17年にわたり実施  アースデーを町・各環境団体と共催
    大落古利根川・安戸落とし・南側用水路の美化活動、高野砂丘(下野の森)の再生・保全活動に取り組むとともに、動植物の生息調査、小学校での環境教育、森林の役割や河畔砂丘についての中学生対象の勉強会なども実施している。また、環境フェア「杉戸町アースデー」を町、団体、企業と協力して実施し、環境保全意識の普及啓発を行っている。
    ふかや緑の王国ボランティア
    (深谷市)
    【テーマ】緑のオアシス「ふかや緑の王国」を深谷市との協働により開拓・整備し、施設の維持管理、各種イベントを実施
    県の園芸研究所跡地を市が整備するに当たり、企画段階から参画、市と協働で整備。「市民がつくり市民が守り育てる市民の森」として、施設の維持管理、梅まつりやホタル観賞会などの季節のイベント開催など、毎月約10回、年間約130回の活動を行っている。また、県生物多様性保全活動団体として登録し、各種イベントの実施により生物多様性の保全の推進に取り組んでいる。
    寺澤 防子
    (秩父郡市)
    【テーマ】永年にわたり防獣ネット設置、ヤマユリ保護など奥秩父から里山までの環境保全活動に携わる
    「NPO法人秩父の環境を考える会」で創立当時から広報などを担当し、現在は理事として活動。林野庁と共催の生物遺伝資源林保全のための「秩父山地緑の回廊踏査」に参画し、その後「国有林保護ネット設置活動」(平成20年~)では委員長代行として中心的役割を担った。笠取山周辺の国有林における10年間のネット設置で2,000本の樹木を獣害から救っている。また、獣害により減少したヤマユリ増殖保護プロジェクトに参加し、増殖に成功した。
    生活協同組合コープみらい
    (県内全域)
    【テーマ】組合員及び地域の消費者に向けた「身近なエコを知る・共有する・やってみる」のきっかけをつくる「コープのエコ活」の取組
    平成25年から「コープのエコ活」として、エアコン設定温度の調節などを組合員に呼びかけCO2削減に取り組む。平成30年からは通年で環境配慮商品の利用促進、リサイクル啓発、環境教育「エコたんけん隊」、資源の有効活用を学ぶ環境出前授業などを実施している。埼玉県・千葉県・東京都の344万人の組合員とその家族とともに、暮らしの中でできる持続可能な開発目標の実現に取り組んでいる。

    【奨 励 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    早稲田大学本庄高等学院
    河川研究班
    (本庄市)
     生徒有志が河川調査を10年継続、外来種問題などの河川環境の研究、小型水力発電機の開発や地下水汚染の解消などの水環境保護と利用に関する研究を行う一方、小学校での環境教育や市民シンポジウム開催を通した啓発活動に取り組んでいる。また、海外の姉妹校と水問題の解決に関する共同研究にも取り組んでいる。
    越谷アリタキ緑の会
    (越谷市)
    個人から遺贈後荒れていた植物園を有志が復活し、開園以来、多種多様な希少植物の保全管理を行っている。また、来園者への園内ガイド、植生調査報告書の作成、小学生への環境学習、子育て支援団体との協働によるイベントの実施にも取り組んでいる。
    上尾市立大石北小学校 環境委員会
    (上尾市)
    再生した学校ビオトープを通じて自然の大切さ、生き物の不思議、地域との関わり方を学んでいる。ビオトープの清掃は、保護者、教員と合同で毎月行っている。ビオトープは土日に地域に公開しており、ホタル観賞会には地域の住民が多数訪れている。また、希少種花壇の維持管理も行っている。
    羽生市立村君小学校
    (羽生市)
    河川環境学習として、全校児童が校内や自宅で飼育したサケの稚魚を利根川に放流する活動を37年間、4・5年生児童によるラフティングボートを使った利根川川下りを12年間行っている。これにより、自然環境保全の意識向上や郷土愛の育成を図っている。
    特定非営利活動法人 黒浜沼周辺の自然を大切にする会
    (蓮田市)
    黒浜沼周辺の緑のトラスト保全第11号地において、ジョウロウスゲなど湿地特有の絶滅危惧種の植物の生育環境の保全に取り組むほか、野鳥、植物、トンボなどの自然観察会を定期的に行っている。また、近隣小中学校での環境学習の支援や小学生対象の「沼と川の絵」展の開催を行っている。
    日本製罐株式会社
    (さいたま市)
    金属製品の製造過程において、廃棄物の削減、省エネルギーの推進など、環境負荷低減を目指した事業活動を展開。毎月1回ISOマネジメントシステム推進委員会を開催し、各部門別の達成状況を確認している。また、環境負荷低減に関する顧客の満足度調査結果を活動に活かしている。
    笠原田園さくらクラブ
    鴻巣市)
    農業人口の減少・後継者不足や児童の減少による地域住民間の交流不足の課題解決のため、用水路沿い1.5㎞の清掃活動と桜の植樹を実施し、地域住民の憩いの場を創出。植樹した桜の維持管理、清掃、草花の植栽を行い、小学生の生き物観察、市民のウォーキング、高齢者の花見の場としてにぎわっている。
    特定非営利活動法人 ふるさと街づくり推進協議会
    (三郷市)
    国道298号沿道のゴミ拾いとコスモス・ポピーの種まきを長年行っているほか、リサイクルとフードマイレージのフリーマーケット「森のマルシェ」の開催、県営みさと公園での草花の植栽「おもてなしの庭-森づくり」などを実施。東京オリンピック開催も視野に街づくりに取り組む。
    朝日工業株式会社 埼玉事業所
    (神川町)
    鉄スクラップ原料からの鉄鋼製品へ再生、食品残渣・家畜糞等の未利用資源からの肥料製造のほか、電気炉のばいじんを全量再資源化し、他の廃棄物も再資源化・有効利用を図っている。また、下久保ダムや神流川流域の地域清掃活動に参加し、水資源の保全に貢献、地域での定期的な環境コミュニケーションも行っている。
    10 秩父市立西小学校
    (秩父市)
    学校隣接の林を「西小の森」として整備し、樹木や木の実等を題材にした教科の学習や、地域住民・外部機関と連携した自然学習に活用している。また、学校の農園「西小ファーム」では、植物や昆虫の観察などの教科学習やクラブ活動での野菜栽培を行っている。
    11 特定非営利活動法人エコネットくまがや
    (熊谷市)
    熊谷が40.9℃を記録した翌年の平成20年に発足、「あっちい熊谷、みんなの力で冷まそうよ」を合言葉に市内をパレードしながら打ち水を実施。平成29年からは「星川水まつり」として、一斉打ち水を行うほか、川と親しむイベントなどを実施している。また、出前講座への講師派遣なども行っている。
    12 特定非営利活動法人 越谷ふるさとプロジェクト
    (越谷市)
    越谷レイクタウンにおいて、水郷越谷にふさわしい水辺における生活環境の創造、自然環境の保全に取り組んでいる。自然観察会、生きもの調査、野鳥・魚類の紹介パネル設置やビオトープの外来種除去などのほか、小学生が市内の川とつながる地域を訪問する環境学習を実施している。
    13 特定非営利活動法人 けやの森自然塾
    (狭山市・日高市)
    1万坪の平地林において、子供たちに林あそびなどの自然体験をさせることを通し、自然の不思議さ、楽しさ、怖さを知ってもらい、社会の中でたくましく生きる力を育んでいる。このほか、自然体験活動の指導者養成講座の開催、林の生きもの調査、入間川でカヌーを楽しむ活動などを行っている。

    平成29年度(第19回)

    受賞者紹介パンフレット(PDF:1,389KB)

    【大 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    FSCサルベージ協会
    (草加市)
     【テーマ】不法投棄自転車を川から引き上げる活動を通し、河川浄化と環境保全を啓発
    草加市内の綾瀬川、古綾瀬川、伝右川、辰井川、川口市内の芝川において、不法投棄されている自転車をフックとロープで人力により引き上げる活動を年6回程度実施している。  平成13年の活動開始から17年目で累計引き上げ台数1,000台を達成した。自転車のほか、バイクや家電製品などの粗大ゴミも引き上げている。  獨協大学の学生や地域の中高生も活動に参加し、不法投棄自転車ゼロの街を目指している。

    【特別功労賞】
    番号 受賞者 活動内容
    株式会社サイサン
    (県内各地)
     【テーマ】サイサン環境保全基金で長年にわたり多くの環境団体を助成
    「財団法人サイサン環境保全基金」を平成10年4月に設立。以来約20年にわたり県内の環境保全活動に助成金を交付している。幅広い分野、様々な規模・レベルの活動を対象とし、20年間で、延べ870団体に対し合計3億5千万円を助成しているほか、活動実績報告書の作成、活動団体交流会の開催も行っている。

    【優 秀 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    特定非営利活動法人草加市カヌー協会 草加パドラーズ
    (草加市)
     【テーマ】カヌーに乗って河川の浮遊ゴミの回収活動
    カヌーに乗って綾瀬川の浮遊ゴミ回収活動を週3回実施するほか、獨協大学や近隣市の環境団体とカヌーによる合同ゴミ拾い活動を行っている。また、DVD「伝右川ごみひろい大作戦」を制作、近隣小中学校、高校、環境団体に配布し、クリーンリバーの精神を伝える啓発活動をしている。
    特定非営利活動法人エコ.エコ
    (さいたま市)
    【テーマ】見沼に残る希少な動植物の保護と自然体験の場の提供
    さいたま市の見沼田んぼにある「さいたま緑のトラスト保全第1号地」(斜面林)に隣接した湿地(マルコ)で、ニホンアカガエル、コガネグモ、ノウルシなどの希少種の保護活動をしている。自然観察会や里山体験などの体験型環境学習を通し、次世代への生物多様性に関する啓発を行っている。
    長瀞の花と緑を守る会
    (長瀞町)
    【テーマ】長瀞の自然景観の保全と指導標の設置
    岩畳に自生しているノダフジの分布調査を実施。400株、3,000本の樹木のせん定管理を他団体とも連携・協力して中心的に行っている。また、旧新井家住宅周辺の植栽管理を行うほか、ヒノキの間伐材を使い、観光客のために名所の案内標識(指導標)を設置、累計100基となった。
    特定非営利活動法人宮代水と緑のネットワーク -宮代野草クラブ
    (宮代町)
    【テーマ】希少種の野草を絶滅から守り、増殖に努める
    宮代町及び周辺地区に自生する希少種の野草を8か所の野草保全地に移植し、増殖、外来種の抜き取り、除草などの保全活動を行っている。また、「野草観察会」「野草保全地の一斉草刈りと芋煮を楽しむ会」「野草を語る会」などの開催を通し、一般市民の理解促進と啓発を図っている。
    環境ネットワークよしかわ
    (吉川市)
    【テーマ】環境に配慮した生活・活動を実践する市民・事業者をはぐくむ
    17の団体と9名の個人からなるネットワーク組織で、市・企業と協働し、市からの委託5事業、独自の7事業を実施している。全40講座の環境出前授業の実施、環境展・環境フェスティバルの開催、緑化推進、マイバッグ持参推進運動、工業団地内企業と協働での環境パトロールなど、多彩な事業を多数実施している。
    SNI自転車部(埼玉)
    (さいたま市)
    【テーマ】自転車を活用した環境に優しいゴミ拾い活動
    自転車を活用した環境に優しい低炭素の生活法の実践を啓発し、併せて県内主要道路のゴミ拾いを自転車により行っている。自転車を使うことで、徒歩に比べ広範囲に大量のゴミを回収できている。集めたゴミの回収運搬も、自動車でなく自転車用リアカーを使うことで、CO2を排出しない工夫を行っている。
    福田 直
    (県内各地(日高市在住))
    【テーマ】幼少期の自然体験活動と環境教育の普及啓発に取り組む
    幼少期は自然の感性をはぐくむ大事な時期であり、環境を理解し大切にする生涯の基礎をつくるとの認識に基づき、幼稚園児、小学生の自然体験活動を実施している。また、県の環境アドバイザー、環境教育アシスタントとして、学校、地域、企業などにおいて年間約20件の観察会、講演、講話などを行っている。
    南側用水路清流プロジェクト
    (杉戸町)
    【テーマ】歴史遺産の用水路を地域のシンボルとして復
    農業用水路として江戸時代から350年以上続いたが、かんがい用パイプラインの敷設により役割を終えた南側用水路の再生に取り組んでいる。水路と水田文化のモデル地区として、ゴミ拾い、しゅんせつ、木道設置、動植物調査などを実施。水田風景を散策するイベント「がまツーリズム」を活動の指針としている。
    原市沼を愛する会
    (上尾市)
    【テーマ】原市沼蓮池における古代蓮の育成、管理
    戦前まで咲いていた原市沼の蓮の復元に平成8年に成功、大小21の蓮池を含む3,000㎡の敷地を管理している。蓮根の移植、施肥、害虫・雑草等の除去、水の管理を年間を通じて行い、6~8月の開花期には無料公開している。また、蓮池周辺のオニバス、タコノアシなどの希少植物の保護も行っている。

    【奨 励 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    株式会社マツザキ
    (川越市)
     武蔵野の雑木林・里山の環境美化・保全活動・普及啓発活動を実施している。草刈り、ゴミ拾いなどのほか、落ち葉から腐葉土を作り、畑の堆肥として利用している。
    児玉清掃株式会社
    (本庄市)
    塵芥(じんかい)収集車、バキューム車全車両を天然ガス車に転換したほか、全国初の浄化槽水リサイクル車を運行している。また、地域の学校での環境授業、廃食油石けん作りを実践している。
    行田市立見沼中学校
    (行田市)
    行田市の特産物である青大豆の栽培、調理実習を地域農家の指導のもとで実施している。また、校内樹木の伐採チップによるクロスカントリーコース作りも行っている。
    埼玉県たばこ商業協同組合連合会
    (県内各地)
    県内7つのたばこ商業協同組合の組合員が、喫煙マナー向上とポイ捨て防止を訴えながら、主要駅周辺、市庁舎、公園などで年間約150回の環境美化活動を実施している。
    松が丘環境クリーンパトロール
    (所沢市)
    さいたま景観賞を受賞した住宅団地において、道路、公園の清掃美化活動を行い、景観の維持を図っている。ベスト・帽子の統一、小学生への参加呼びかけも行っている。
    NPO法人彩の国環境活動推進会
    (県内各地)
    県内中小事業者に対する地球温暖化防止対策の普及、環境マネジメントシステム構築の指導・助言を行うほか、環境フォーラム、講演会、研修会を開催している。
    大原親睦会
    (八潮市)
    町内全域の清掃活動を2か月に1回実施するほか、県道の清掃、違法看板除却作業を行っている。また、朝顔コンクールを毎年開催し、小学校や老人会に苗を配布している。
    埼玉県生態系保護協会久喜支部
    (久喜市)
    久喜市香取公園(調節池のサンクチュアリ公園)で外来種駆除、樹木枝払い、ゴミ回収等の整備活動を行っている。これにより、地域の生物多様性再生の拠点となっている。
    川口市内障害者施設運営団体連絡会
    (川口市)
    川口市内の福祉施設の障害者が、市内の企業や家庭265か所から紙ゴミを収集することで、紙の資源商品化を促進するとともに、障害者の働く場の創出にもつなげている。
    10 よみがえれ元荒川の会
    (蓮田市)
    市民参加型の「元荒川里親制度」による河川美化活動を展開。小学生の環境学習会、魚道掘りなど、川とふれあうイベントの開催を通して、川の浄化を市民全体に呼びかけている。
    11 三郷の川をきれいにする会
    (三郷市)
    第二大場川の清掃活動を月1回実施している。また、市が主催するゴミ回収活動への参加、市民向けの環境学習会・河川浄化指導者講習会への講師派遣などを行っている。
    12 栄東中学・高等学校理科研究部
    (さいたま市)
    芝川の環境調査活動を昭和63年から実施。平成22年度からは研究機関と連携した研究活動を中高生が一体となって継続。生徒が主体となって水質・生物調査を行っている。
    13 柳瀬川の最上流をきれいにする会
    (所沢市)
    柳瀬川の清流を取り戻すため、月1回清掃を実施している。地元の小中学生も参加し、河川敷への投棄ゴミが半減した。ホタル部会がホタルを呼び戻す活動も行っている。
    14 パイオニア株式会社川越事業所
    (川越市)
    事業所周辺のゴミゼロ運動や近隣小中学校と共同で取り組むエコキャップ回収と環境学習、「パイオニアの森」の森林保全、諸団体との「環境コミュニケーション」などを毎年実施している。
    15 秩父ミューズパーク公園インストラクター
    (秩父市、小鹿野町)
    山野草観察会、昆虫探検隊、バードウォッチングなど、秩父ミューズパークでの事業を20年間、年間15回程度実施してきた。遊歩道や老朽化した設備の軽微な修繕も行っている。

    平成28年度(第18回)

    受賞者紹介パンフレット(PDF:1,282KB)

    【大 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    入間川の岸辺を美しくする会「左岸」
    (狭山市)
     【テーマ】地域と連携し、訪れる人をもてなす緑と花の水辺空間づくり
    河川敷中央公園(昭代橋~田島屋堰)を中心に約1.5キロメートルにわたり除草、清掃、植栽など、環境整備・美化活動に取り組んでいる。
    外来植物の除去活動から始め、自生植物の保護育成、花壇、花の道づくりと活動を広げている。万珠紗華の花の道(1.2キロメートル)は、散策スポットとして多くの市民が訪れている。
    見通しの良い景観づくりが、ごみ投棄の減少や防犯にもつながっている。清掃活動には、西武学園文理高等学校ラグビー部と市立西中学校の生徒や地元企業なども協力しており、地域に活動の輪を広げて美化意識を啓発している。
    2 ファインモータースクール
    (さいたま市)
     【テーマ】様々な世代へのエコドライブの啓発活動
    自動車教習所ならではの環境に対する取組として、教習生全員が地球温暖化の仕組みを学び、燃料消費量やCO2排出量の削減につながるエコドライブの普及に取り組んでいる。
    免許保有者、法人、自治体職員、自治会など地域住民などにも対象を広げてエコドライブ講習を実施し、また、自社イベントや地域イベントにより、親子に向けて啓発活動を行っている。
    「ファインの森づくりプロジェクト」で、NPO法人への寄附と親子を対象とした森づくりを通じて、地球温暖化対策を啓発している。

    【優 秀 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    NPO法人ジョイライフさやま
    (狭山市)
     【テーマ】環境保全の大切さを伝える自然体験・地域交流の創出
    荒廃していた雑木竹林を地権者の要請を受けて再生、竹林を活用して地域交流活動に取り組んでいる。
    筍堀り、カブトムシの幼虫飼育、竹細工教室などを開催し、世代間交流の中で環境保全の大切さを伝えている。
    新たに入間川左岸の雑木林の整備にも着手し、いかだづくりイベントを開催したほか、児童館と協働で「さやまっ子元気プロジェクト」を立ち上げ、地域の自然を活用した体験事業に取り組むなど活動を広げている。
    水野の森里山の会
    (狭山市)
    【テーマ】人と自然の共生林・生物多様性に富んだ雑木林を地域に保全
    市内の「水野の森」と呼ばれる、雑木林の一部を拠点に保全活動に取り組んでいる。活動エリアは、地元事業者所有のロッジ水野の森とそのほかの民有地を合わせて約3ヘクタールに及ぶ。隣接自治会の交友団体とも協力し、保全効果を上げている。
    子供たちへの木工クラフト体験会や里山ウォークなど地域交流行事にも取り組み、建屋ロッジを音楽イベントなどの会場として開放するなど、地域に開かれた森づくりを行っている。
    ひだか憩いの森サポートクラブ
    (日高市)
    【テーマ】憩える里山づくりをとおして地域の活性化を図る
    日高総合公園内の荒廃していた民有樹林地を地権者の承諾を得て整備し、「憩いの森」として保全活動に取り組んでいる。
    また、間伐材を利用して設営する「憩いの森ふれあいコンサート」、市や公民館と連携した自然体験教室など、森への親しみを深める地域交流行事を開催している。
    「彩の国ボランティア体験プログラム」を受け入れており、中学生から大人まで会の活動を体験してもらうことで、新規会員の加入が増え活動が活性化している。
    本庄市立藤田小学校・早稲田大学本庄高等学院河川研究班・NPO法人川・まち・人プロデュース
    (本庄市)
    【テーマ】多様な連携で地域の川「元小山川」の清流復活に取り組む
    藤田小学校を中核として元小山川の河川調査に取り組んでいる。
    5、6年生の地域環境学習として毎年2回行う河川調査は、早稲田大学本庄高等学院の河川研究班の生徒と一緒に行い、NPO法人が土手の整備や安全指導など支援を行っている。
    調査結果や改善成果を、保護者などに向けた発表会や「河川調査新聞」を通じて発信し、地域に元小山川の再生を啓発している。また、校内の教室を「藤っ子水族館」として児童が採取した魚を展示し、飼育観察に取り組んでいる。
    加藤 佳英
    (秩父地域)
    【テーマ】秩父地域のふるさとの木「もみじ」の彩を創造する
    平成19年から秩父のDNAを受け継ぐ「いろはもみじ」の苗を自ら栽培し、県の公園や道路沿いなどの植樹に、5,015本の苗を無償提供している。
    提供した苗のうち2,784本は、植樹団体の「秩父もみじ」を立ち上げ、地元の中学生、高校生などの協力を得て植樹している。
    植樹の前には「紅葉のメカニズム」などの知識の普及も行っている。
    上谷津ふれあいの森を守る会
    (和光市)
    【テーマ】地域の基調な樹林を保全 住民の憩いの場づくり
    市が借り上げ、市民緑地として開放している「上谷津ふれあいの森」の維持管理活動に取り組んでいる。
    産業廃棄物保管場所の跡地が放置され、荒廃していた斜面林を整備し、清掃、植樹や伐採などの保全活動、落ち葉の堆肥化、伐採木の椎茸栽培、広場花壇の管理を行っている。
    また、落ち葉拾いと焼き芋大会、消防防災訓練など地域交流行事を通じて、地域の若い世代に、環境保全の大切さを伝えている。
    男衾(おぶすま)自然公園管理組合
    (寄居町)
    【テーマ】北関東一円の展望と四季の花々で住民が集う公園づくり
    男衾地区に位置する荒廃した里山(標高171メートル)を借り受けて整備し、手作りの公園「男衾自然公園」を平成23年に開園。遊歩道の整備、植樹など、保全活動に取り組んでいる。
    カタクリ群生地を保護し、地元住民から不要となった苗木をもらい受け、起伏を生かした植栽を行っている。
    地元中学生による卒業祈念の桜の植樹活動が定着しており、桜祭りなど地域交流行事にも取取り組み、活動が発展している。
    花と緑部会
    (ふじみ野市)
    【テーマ】緑のカーテン 市内5万世帯へ普及を目指す
    ふじみ野市環境基本計画制定時(平成20年)に部会として発足。市民団体として継続して市と協働で緑のカーテンの普及に取り組んでいる。
    毎年、種からゴーヤなどの苗を育てて、市民への無料配布、育成講習会、ゴーヤ料理教室、緑のカーテンコンテストまでを計画的に開催している。
    地域の環境保全団体と連携し、新河岸川河川敷の美化、花の植栽にも活動を広げている。
    髙野 和之
    (秩父市)
    【テーマ】秩父地域の環境保全活動を推進
    秩父地域環境問題連絡協議会代表として、市内関係団体の連携を呼びかけ、合同で研修会や環境啓発活動を主催している。
    NPO法人秩父の環境を考える会の副理事長としても活動しており、同会の老樹・名木研究の集大成である「秩父地方の巨樹名木の研究」の出版に尽力し、秩父の自然の魅力を発信している。
    また、特定外来生物「オオキンケイギク」の除草活動を早くから提唱し、市民活動として推進している。

    【奨 励 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    上尾市立大石北小学校 環境委員会
    (上尾市)
     児童が環境委員会活動を通じて、学校ビオトープの保全管理やヘイケボタルの飼育、観賞会の運営に取り組んでいる。
    観賞会には、多くの地域住民が参加しており、自然環境の大切さを地域に発信している。
    さいたま市立海老沼小学校
    (さいたま市)
    海老沼小の児童によるエコロジー活動を「エビロジー活動」として、児童が各教科や委員会活動を通じて環境について考え、実践する多様な取組を行っている。
    ビオトープが整備されており、生き物への関心が高まっている。
    NPO法人うるおい工房村
    (草加市)
    栄町地区を流れる伝右川(綾瀬川支流)両岸の遊歩道で、植樹や清掃など保全活動に取り組んでいる。
    福島県の復興支援として「福島ひまわり里親プロジェクト」に参加し、ひまわりの種まき、種の収穫を継続している。
    新倉午王山の会
    (和光市)
    荒廃していた午王山の北川斜面林を市が「特別緑地保全地区」に指定したのを機に地元住民が中心となり会が発足。近隣の和光高等学校と連携し、保全活動に取り組んでいる。
    近年、徐々に植生が回復し、山に植栽された芝桜1,100株の開花時期には、市民に一般公開されている。
    キヤノンファインテック株式会社
    (三郷市)
    自然をテーマにした写真撮影の体験を通じ、子供たちの環境意識を高めるプロジェクト「ジュニアフォトグラファーズ」を近隣小学校の授業や市の夏休み企画として実施。
    地域社会への貢献を目的に有志社員で毎月、始業前に会社周辺のごみ拾い「美化運動」を実施。
    学校法人高岩学園杉の子幼稚園
    (白岡市)
    平成21年に埼玉県みどりの幼稚園・保育所促進事業の補助金を受け園庭の30%を芝生化。翌年残りの70%を芝生化し、現在約900平方メートルにわたり、園児が裸足で遊べ、緑に触れ合う環境づくりを継続している。
    株式会社ナック クリクラ本庄工場
    (本庄市)
    宅配水を製造する本庄工場は、平成27年4月に竣工。
    省エネルギー、環境負荷軽減を考慮し、製造過程で発生する排水・排熱を利用した空調や地中熱を利用した空調(クールチューブ)を整備している。省エネ技術を体験できる工場見学会や地域清掃活動にも取り組んでいる。

    第17回

    受賞者紹介パンフレット(PDF:1,684KB)

    【大 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    越谷市立大袋東小学校
    (越谷市)
     【テーマ】“ESD”を通じて、児童の「主体性」「実践力」「協調性」を育む
    環境教育を軸に、生活科・総合的な学習の時間と他の学科との連動を図っている。
    学年ごとにテーマを設定して環境学習を行い、校内開催のエコフェスティバルで最先端の環境の取組を学び、日常的に省エネチェックなどを実践している。
    教員間、児童間での引き継ぎがしっかりなされていて、全校的な取組として継続的に活動している。

    【優 秀 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    NPO法人熊谷市ほたるを保護する会
    (熊谷市)
     【テーマ】自然発生するゲンジボタルを守る
    熊谷市の江南地区にはホタルの自然発生場所がある。県内では基調となったそれらの場所を守る活動である。
    ホタルガイドボランティアの養成講座を年間14回開催しており、「こうなんホタル祭り」で案内場所を設置し、見学者をガイドしている。
    ホタルの生息場所の清掃、ホタルの発生数調査、カワニナの盗難防止パトロール、小中高生への啓発活動等も行っている。
    ふくはら子どもエコクラブ
    (川越市)
    【テーマ】地元に密着した体験型環境学習
    自然を体験できる多彩な活動メニューを子供たちに提供している。
    不老川での生き物調査、雑木林の昆虫調査、循環型農業の体験など地元の自然と文化を活かした活動を行っている。
    川口市立芝富士小学校
    (川口市)
    【テーマ】「学校全体がビオトープ」環境と食育
    モモ、キウイ、ウメ、米、野菜など校内にある数多くの「環境財産」を教材化し、生活科や総合的な学習の時間の授業として各学年の教育課程に位置付け、環境教育を全校的な取組として継続的に活動している。
    平成11年に設置したビオトープなどではカマキリやカエルなど様々な生き物を観察することができる。食行くとも連携して、桜茶、ヨモギのホットケーキなどの名物も生み出している。
    NPO法人環境サポート埼玉
    (坂戸市)
    【テーマ】環境NPOのネットワーク構築を目指す
    県内環境NPOの現況報告書を毎年発行している。高麗川等で野外学習教室を毎年開催している。
    NPO法人長瀞町桜と松等を守る会
    (長瀞町)
    【テーマ】桜、楓、松など地元の森林保全に貢献
    県内有数の観光地となっている長瀞町の桜の保全管理を行っている。
    権田山の桜・楓の下草刈り、蔓切り、整枝、北・南桜通りの枯死枝、テングス病枝の切落とし、腐食箇所の防水処置などを実施している。
    前会長は県樹木医会の元会長でもあり、会員も樹木管理に習熟している。
    NPO法人自然観察さいたまフレンド
    (さいたま市)
    【テーマ】見沼たんぼの環境を守る活動
    設立は平成3年で、長年、見沼たんぼの水環境や植生を観察し調査する活動を実施してきた。
    特別緑地保全地区指定のための植生調査を実施した。
    芝川低地7か所で水環境の調査を毎月実施している。
    見沼たんぼの自然観察を年間9回以上実施している。
    笹目川の環境を守る会
    (さいたま市)
    【テーマ】都市部の水辺環境を守る
    笹目川(武蔵浦和駅付近)の清掃活動と水質調査を毎月実施している。
    自然観察会等を年4回開催している。
    都市部の水辺環境の保全に資する活動となっている。
    テイ・エス テック株式会社
    (皆野町・寄居町)
    【テーマ】環境にやさしい「喜ばれる企業」を目指す
    皆野町では植樹・下草刈り、寄居町の県農林公社営林では間伐を実施している。累計1.5haの土地での森林整備活動による二酸化炭素吸収量は43.9トンになっている。
    平成24年から年2回、社員がボランティアで活動している。

    【奨 励 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    白子・大坂湧水林保全の会
    (和光市)
     白子・大坂窪地の植生調査を毎月実施している。
    絶滅危惧種カワモズクを定期的に観察しネット発信している。
    白子川と流域の水環境を良くする会
    (和光市)
    白子川流域の湧水の水質調査を毎月実施している。
    白子川の水辺再生検討会に参加した。
    鴻巣市立常光小学校
    (鴻巣市)
    児童が校内の「ホタル小屋」でホタルを飼育している。
    「ホタル小屋」には地下水を利用。菊づくりにも挑戦。
    白銀平むつみ会
    (日高市)
    白銀平登山道等の清掃を年5回実施している。
    高麗川河川敷の清掃は、夏休み期間中は毎週実施している。
    伊佐沼の蓮を咲かそう会
    (川越市)
    蓮根を休耕田で育て、伊佐沼に戻す活動を5年間繰り返し、そののち再生したハスを株分けしてきた。
    21年間で1ha余りがハスで覆われるようになった。
    吉田 政弘
    (深谷市)
    福川(起会橋~菱川橋)の遊歩道の花壇8か所の下草刈りなどを年間100日程行っている。
    三菱UFJ信託銀行株式会社
    (長瀞町)
    平成21年から宝登山の共有林(長瀞町管理)1.0haで植樹や下草刈りなどを実施している。
    埼玉県電気工事工業組合
    (秩父市・横瀬町)
    平成18年から県農林公社営林地延べ4.5haで主にヒノキの枝打ちを行っている。
    高所作業の電気工事士の特性を活かし、ハシゴを使用して高いところの作業を行っている。

     

    第16回

    受賞者紹介パンフレット(PDF:919KB)

    【大 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    自然探険コロボックルくらぶ
    (川口市)
     【テーマ】多くの自然体験で子供の感性を育てる
    ・「命のつながり」をテーマとして、川口市内の森や公園で子供たちを対象に昆虫、植物、川の生き物、野鳥等の観察と体験活動を行っている。
    ・綾瀬の森のヤナギ林を保全管理して、それを食樹としている準絶滅危惧種のコムラサキを保護する活動に取り組んでいる。
    ・活動場所となっている森や公園で、間伐、植樹、収穫調理等、里山的暮らしの体験も行っている。
    AGS株式会社
    (さいたま市)
    【テーマ】環境活動の実践と地域社会への貢献
    ・東秩父村4.7haで約1,800本の苗木を植樹した。
    ・本社周辺で45機のLED防犯灯を寄贈した。
    ・環境負荷低減施設(全館LED照明、太陽光発電、屋上緑化など)を開設した。

    【優 秀 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    おおたかの森トラスト・こどもエコクラブ
    (所沢市・狭山市)
     【テーマ】武蔵野の平地林で自然探検
    ・所沢市・狭山市の武蔵野の平地林で、子供を対象に自然探検、動植物の観察、雑木林の保全等の指導等を行っている。
    ・アカマツ、コナラ、クヌギ等の植樹も行っている。
    埼玉県立小鹿野高等学校ボランティア部 【テーマ】地域とつながるエコ活動
    ・校内から出た古紙をミキサーにかけ、紙すきの要領でハガキ・しおり等を作製・販売し、その収益を義援金に充てている。これを「エコはが金」と呼んで活動している。
    ・小鹿野町内の各機関にエコキャップの回収ボックスを設置し、毎月回収している。これまで回収したキャップは5年間で約205万個となっている。
    NPO法人加治丘陵山林管理グループ
    (入間市)
    【テーマ】地域とつながるエコ活動
    ・加治丘陵内で下草刈りや間伐等を行っている。過去4年間で下草刈りは延べ約34ha、間伐等は累計約1,400本となっている。
    ・道標やベンチの設置など、加治丘陵内の遊歩道の整備も行っている。
    希少動植物を守る会
    (荒川流域)
    【テーマ】地域とつながるエコ活動
    ・荒川流域で希少動植物の調査、自然観察会の開催等を行っている。
    ・上尾市のサクラソウトラスト地の管理に参画している。
    内藤定芳 【テーマ】教育者としての経験を活かした啓発活動の実践
    ・地元ケーブルテレビと連携して「秩父の自然と環境シリーズ」の作成に尽力した。ビデオ化したものが環境教育の教材として秩父地域の各小中学校等に配布された。
    ・秩父山地の「緑の回廊」の自然に関する記録を作成した。
    ・秩父ミューズパークのインストラクター制度の立ち上げを主導し、現在もインストラクターの代表幹事を務めている。
    川口市立根岸小学校・PTA・学校応援団想根会 【テーマ】校章の「くまがい草」の復活
    ・絶滅危惧種である、くまがい草の繁殖・管理を行っている。毎年数百株程度が開花し、観賞会も開催している。
    ・校内のビオトープやグリーンカーテンの管理も行っている。
    埼玉日本電気株式会社 【テーマ】会社と家庭で「緑のカーテン活動」
    ・会社の屋外施設や従業員家庭の住宅の窓や壁面を緑で覆うことで直射日光を遮り、空調などの節電につなげている。従業員家庭については、2011年度以降4年間で延べ258家族の参加があり、緑のカーテンは累計543㎡になった。
    来ハトメ工業株式会社 【テーマ】環境活動計画の超細分化と「見える化」
    ・環境マネジメントシステム(エコアクション21)の運用により、電力・灯油・重油等の使用量の削減、廃棄物の削減、製造工程の不良品発生率の改善等、環境負荷低減活動を継続的に実施している。

    【奨 励 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    東川を愛する会
    (所沢市)
     ・毎月1回15人程で清掃活動を実施している。年2回は除草も実施している。
    ・弘法橋付近でアジサイ・ビオラ・パンジー等の植えつけを年2回実施している。
    ・川端橋付近で年1回川ガキ体験イベント(ゴミ拾い、魚の観察、カヌー体験等)を開催している。
    NPO法人エリアマネジメント北鴻巣
    (鴻巣市)
    ・土地区画整理事業により生まれた街の住民330戸が、花と緑のまちの景観づくりに自ら参画している。
    ・地区内の公園を中心に清掃活動、緑地の剪定・害虫駆除、花壇の植替え・除草等を日常的に実施している。
    NPO法人越谷ふるさとプロジェクト
    (越谷市)
    ・調節池のビオトープ周辺において、外来種の除去・清掃活動・自然観察会等を年6~7回程実施している。
    ・イオンレイクタウンにおいて、生き物触れ合いイベント等を定期的に開催している。
    秩父こどもエコクラブ
    (秩父市)
    ・自然観察やネイチャークラフト等で自然に親しむハイキングを年7~8回実施している。そのうち1回は荒川清掃とカヌー体験を実施している。1回あたり20~30人程で活動している。
    エコネットとみおか
    (所沢市・狭山市/くぬぎ山)
    ・くぬぎ山周辺で不法投棄廃棄物の回収を行っている。18年間で約200回、延べ1,000人以上が活動した。
    ・約0.7haの林で下草刈り、枯れ木の除去、常緑樹の間引きを実施している。
    NPO法人川島ネイチャークラブ
    (川島町)
    ・ホタルの里づくりを目指して、休耕田での放流試験や長楽用水路等での放流、観賞会等を実施している。
    ・長楽用水路等川島町内で生き物モニタリング調査に参加している。水辺の生き物についての学習会も開催している。
    ・平成25年度は71回、延べ約400人が活動した。
    NPO法人水源の里を豊かにする会
    (秩父市山田/金昌寺近くの森)
    ・約2.4haの雑木林にミツバツツジ等約2,000本を植樹した。
    ・路網の整備、間伐、剪定、下草刈り、ツル切り等を日常的に実施している。
    ・地元中学生による植樹を6年間実施している。
    水辺の里親西原会
    (上里町/御陣場川(高崎線楠川橋梁南側))
    ・地域住民が中心となって、川を起点としたコミュニティの形成を目指して活動している。
    ・ゴミ拾い・除草等を毎月実施している。1回あたり20~40人程で活動している。
    ・公園での植栽、コイ等の放流イベントも開催している。

     

    第15回

    【県民部門】8件
    番号 受賞者 活動内容
    氷川の森 花の友
    (さいたま市)
     【テーマ】鎮守の杜 ルネサンス
    ・指扇氷川神社境内の荒れた未整備の杜を再生するため、間伐などを行いながら林床を整備し、既存の樹木を残しつつ、アジサイなどの低木のほか、中高木、草花などを生育環境に併せて植栽しています。 ・保全した緑地を、地域コミュニティーの場、防災、環境学習の場等として有効活用し、地域のシンボルゾーンとなることを目指し活動しています。
    詳細(PDF)
    与野・水と緑の会
    (さいたま市)
    【テーマ】ドングリ(種)から育てるドングリの森づくり
    ・与野中央公園計画地の一画に、クヌギやコナラなどドングリの種まきから始めドングリの森づくりを行っています。
    ・平成17年以降、毎年100人ほどの市民参加で、これまで約400本の植樹を実施しました。地域住民を対象に自然に親しむためのクイズラリー(森の樹種や当該地で見られる野鳥などを内容とする)やドングリを使った工作などを行っています。
    詳細(PDF)
    榎本 建七
    (さいたま市)
    【テーマ】地域密着型の環境学習の実践
    ・地域の小学校の総合的な学習の時間の中での環境学習の指導、学校ファームを活用した環境学習プログラムの提供など授業のサポートなどを行っています。 (平成23~24年実績:さいたま市内小学校6校約2300人の児童を指導)。
    ・また、さいたま緑のトラスト保全7号地(岩槻区小川原家(おがわはらけ)屋敷林)の環境保全ボランティアリーダーとして保全管理活動などを行っています。
    詳細(PDF)
    上尾市立上平小学校
    (上尾市)
    【テーマ】いきいき わくわく 主体的に学び行動する環境教育の実践
    ・環境教育全体計画、年間指導計画に基づき年間を通して全学年、各教科で環境教育に取り組んでいます。
    ・グリーンカーテンによる夏の節電や保護者を交えた花壇の整備、季節ごとの植物や生き物を紹介する「上平小環境マップ」の作成、環境児童集会などを行っています。
    ・付近の神社の杜の清掃活動を行うほか、学校ファームでは地域の方々の協力を得て年間を通じて作物を栽培し、学校給食に活用しています。
    詳細(PDF)
    5 NPO法人和光・緑と湧き水の会
    (和光市)
    【テーマ】県南最多!湧き水の街「和光の湧き水と自然」守り、伝える
    ・市内の(1)白子湧水群と大坂ふれあいの森(2)新倉ふれあいの森(3)和光樹林公園のどんぐりの森を主なフィールドとして、湧き水と緑地を科学的に調査し生物多様性を進める環境保全活動を実践しています。
    ・三地域のガイドマップを作成し、学校や公共施設への配布、ガイドマップを活用した市民・子ども向け観察会を年間10回程度開催するなど、身近な自然の大切さを広めるガイドとしても活動しています。
    詳細(PDF)
    6 柳瀬川の最上流をきれいにする会
    (所沢市)
    【テーマ】柳瀬川最上流に「将来、多種類の魚が棲み、ホタルが舞い、市民が川の縁を散策できる川の再生を目指し」活動!
    ・毎月の清掃活動や、3月、10月の月例清掃にあわせた大規模清掃・交流会の開催、毎週活動交流拠点として整備した高橋広場前の川道清掃を実施しています。
    ・地域小中学校での総合学習、学校ファーム支援活動などもPTAと連携して行っています。
    詳細(PDF)
    7 小林 隆子
    (さいたま市)
    【テーマ】地域の希少動植物調査及び保護
    ・戸田市の「戸田ヶ原自然再生事業」の検討会や推進連絡会議を経て、現地の自然再生に取り組んでいます。
    ・荒川総合運動公園から荒川彩湖公園間の動植物調査を継続して実施し、絶滅が危惧される植物群落やカエル類の保護を行っています。
    ・「ミニ里山・見沼」の実現に向け見沼田んぼの動植物の調査、地域植物群落の保全とカエル類の生息環境の整備のほか、さいたま緑のトラスト1号地(見沼田んぼ周辺斜面林)の植物調査を行っています。
    詳細(PDF)
    8 所沢市立上山口中学校
    (所沢市)
    【テーマ】学校・家庭・地域をつなぐ上中ファーム
    ・地域や行政と連携して柳瀬川の再生を中心とした山口地区フィールドワークに重点的に取り組み、地域団体が行う月1回の柳瀬川清掃活動に生徒がボランティアで参加するほか、川の生き物調査を行っています。
    ・柳瀬川の再生活動で川の浄化のために使用した木炭チップを土壌改良剤にして学校ファームをつくり、収穫物を地域の方々に提供する活動などを行っています。
    ・古紙・ペットボトルキャップ・封筒などのリサイクルを行うとともに、校内緑化やみどりのカーテンづくりを実施しています。
    詳細(PDF)

    【事業者部門】
    番号 受賞者 活動内容
    株式会社ジャパンビバレッジエコロジー
    (さいたま市)
     【テーマ】実感できる「環境学習」の提供
    ・飲料空容器再資源化工場「リサイクル・プラザJB」の工場見学を受け入れ、専門スタッフがリサイクル工程など資源の大切さの説明を行っています(平成24年までに1290件、1万人超の来場者を受け入れ)。
    ・また、当施設を教育資源として有効に活用するため児童・生徒の施設見学を受け入れるとともに、再生された製品などを持参し平成24年までに22校の小学校等で出前授業を実施しています。
    詳細(PDF)
    株式会社マキ電資本社
    (熊谷市)
    【テーマ】動こう!!やれる事はたくさんある
    ・社員全員参加で自分たちにできることを模索し、緑のカーテンや遮光カーテンの導入、帯電防止素材のTシャツ着用によるクールビズ、スマートメータの導入、エコキャップ運動など、年間を通じて様々な省エネ・リサイクルなどの活動を行っています。
    ・こうした取組により、電力使用量を約44%、ガソリン使用量を22%削減しています。
    詳細(PDF)

     

    第14回

    【県民部門】7件
    番号 受賞者 活動内容
    アトム通貨実行委員会 川口支部
    (川口市)
     【テーマ】 地域エコマネー「アトム通貨」の実践
    ・環境関連イベントなどで得られる「アトム通貨」の加盟店での使用
    ・各種エコ活動を実施し、各加盟店でも「マイバックプロジェクト」など独自のアイデアによる活動
    詳細(PDF)
    熊谷市ムサシトミヨをまもる会、熊谷市立佐谷田小学校、久下小学校、熊谷東中学校
    (熊谷市)
    【テーマ】 次世代までムサシトミヨがすめる環境を守ろう
    ・絶滅危惧種「ムサシトミヨ」を守るための生息地の清掃、見学者への説明や生息地の案内等
    ・熊谷市内の3つの小中学校と連携した繁殖活動
    詳細(PDF)
    特定非営利活動法人けやの森自然塾
    (狭山市)
    【テーマ】幼少期からの自然体験活動
    ・年間延べ1400人の幼児が五感で自然を感じる「林あそび」を実施・「林の整備保全活動」により、子供たちが自由に遊べるスペースを確保し、林あそびの場として活用
    詳細(PDF)
    佐藤町会
    (川口市)
    【テーマ】環境に優しい「佐藤の廃油石鹸」
    ・廃油の再利用による3R推進と河川浄化
    ・各家庭から廃油を回収し、型枠となる牛乳パックを回収して廃油等を使ったせっけんを製造し、家庭へ配布
    詳細(PDF)
    5 高橋 重男
    (寄居町)
    【テーマ】「埼玉県レッドデータブック2011 植物編」発行に至る絶滅危惧植物調査および食虫植物ミミカキグサ・モウセンゴケの保護増殖活動
    ・永年にわたり県内の植物調査を実施し、詳細記録を作成
    ・絶滅危惧種ミミカキグサ・モウセンゴケの保護増殖活動
    詳細(PDF)
    6 特定非営利活動法人ときがわ山里文化研究所
    (ときがわ町)
    【テーマ】山里の美しい自然と文化を守る 私たちの挑戦
    ・自然環境リサイクル活動や山間地における草刈り支援隊活動、遊休農地の再生への取組
    ・「都幾川源流の森づくり」や「ときがわ山の学校」開校などの環境支援活動等
    詳細(PDF)
    7 見沼たんぼくらぶ
    (さいたま市)
    【テーマ】見沼たんぼで多様な体験事業展開
    ・「見沼たんぼ」において、自然観察ハイキングや清掃活動、見沼たんぼウォーキング、斜面林の体験学習
    ・様々な体験事業実施による見沼たんぼに親しみ、見沼たんぼの保全に協力する輪の拡大実施
    詳細(PDF)

    【事業者部門】
    番号 受賞者 活動内容
    株式会社新都市ライフ
    (越谷市)
     【テーマ】世界の誇れる水辺環境の継続した保全への取組
    ・越谷レイクタウンにおける環境維持活動を行う団体に対する助成や地域の団体等と連携した清掃活動
    ・様々な団体と協働した環境保全の学習会やウォータースポーツ体験会などの水辺でのイベント実施
    詳細(PDF)
    日本畜産興業株式会社
    (越谷市)
    【テーマ】クリーンエナジーセンターからクリーンクオリティーミートを!
    ・太陽光発電設備や天然ガスコージェネレーションシステム導入による創エネ推進
    ・ボイラー燃料の燃料転換や大型エコキュート導入などによるCO2削減・省エネや蓄エネなどの実施
    詳細(PDF)

     

    第13回

    【県民部門】8件
    番号 受賞者 活動内容
    MIYASHIROエコ☆スターズ
    (宮代町)
     【テーマ】  『明るい未来は私たちが作る!!』
    ・地産地消を目的とした「エコ☆スタ Let's 地産地show cooking」の主催、レシピの配布
    ・清掃活動「作ろう!町のオアシス ふるさとキレイproject in 宮代」の主催
    詳細(PDF)
    埼玉県立特別支援学校 さいたま桜高等学園 環境・サービス科
    (さいたま市)
    【テーマ】ペットボトルを植木鉢にリサイクル
    ・生徒がリヤカーを引いて近隣を回るペットボトルの「リヤカー回収」や近隣住民に学校まで持参してもらう「持ち込み回収」
    ・回収したペットボトルを植木鉢等にリサイクル
    詳細(PDF)
    自然っ子クラブ
    (川口市)
    【テーマ】「子どもたちの感性を育てたい。」
    ・夜遊びツアー観察会や稲の花を見る会などの自然と触れる活動
    ・ハンカチの藍の生葉染め、ドングリやクズの蔓を使ったペンダント作りなどの自然のものを使い自然の不思議を学ぶ活動
    詳細(PDF)
    吉岡グラウンドワーク実行委員会
    (熊谷市)
    【テーマ】熱いぞ!くまがや「でも!チョット涼しい里山」
    ・間伐実施場所の下草刈りと維持、竹藪や雑木の間伐など
    ・里山を背景とした啓蒙活動としての里山コンサートの開催
    ・里山に自生していた百合や山つつじの植栽
    詳細(PDF)
    5 さって市民環境ネット
    (幸手市)
    【テーマ】浮島つくり
    ・権現堂調整池でのビオトープとしての浮島つくり
    ・浮島つくりへのカヌークラブやこどもエコクラブ、企業、近隣住民など、拡がる参加者
    詳細(PDF)
    6 浦和自然観察会
    (さいたま市)
    【テーマ】関東最大規模のハンノキ林を次の世代に
    ・毎月開催するハンノキ林の自然観察会
    ・5haに及ぶ調査区域でのすべての樹木の分布情報、希少植物の生育状況・分布情報の地図落とし等の植生調査
    ・外来種の除去作業やピクニックの森周辺のゴミ拾い
    詳細(PDF)
    7 あさか環境市民会議
    (朝霞市)
    【テーマ】朝霞の原風景をとりもどす!
    ・朝霞市特別緑地保全地区の現地調査
    ・月4回の斜面林の整備保全活動
    ・町内会と連携した里山フェスタの開催
    詳細(PDF)
    8 松岡 壽賀子
    (川越市)
    【テーマ】みんなが幸せな社会・永続可能な社会をめざして
    ・毎年開催されるイベントへのパネル展示・説明、レポート投稿などの参加
    ・平成11年から「5人家族の環境家計簿」のパネル展示
    ・公民館などでの環境講座の講師
    詳細(PDF)

    【事業者部門】
    番号 受賞者 活動内容
    石坂産業(株)
    (三芳町)
     【テーマ】企業・団体・一般者対象の環境学習の支援活動
    ・くぬぎの森再生プロジェクトの推進母体として「やまゆり倶楽部友の会」を発足
    ・敷地内の一部を生物多様性保全エリアに指定し、植物・昆虫・猛禽類の調査を実施
    詳細(PDF)
    (株)武蔵野銀行
    (さいたま市)
    【テーマ】埼玉のかけがえのない自然を守る!
    ・公益信託「武蔵野銀行みどりの基金」を創設し、県内における自然環境保全等の事業に活動資金を助成
    ・従業員向けの環境学習プログラム「ぶぎん環境カレッジ」を開講
    詳細(PDF)
    積水ハウス(株)埼玉営業本部
    (さいたま市)
    【テーマ】環境保全活動を通じた環境学習
    ・3つの環境教育プログラムを準備し、県の環境学習応援隊に登録
    ・社内に「グリーン委員会」を設置し、自然エネルギーの活用、最新のエコ住宅、ゴミ問題及び環境学習を推進
    詳細(PDF)

     

    第12回

    【県民部門】8件
    番号 受賞者 活動内容
    川口市立在家小学校エコクラブ
    (川口市)
     【テーマ】身近にできるエコ活動
    ・PTAや青年会議所と連携してビオトープを設置
    ・エコな行動をするともらえるエコチケット(学校内通貨)でエコ市場を開催
    詳細(PDF)
    春日部市立八木崎小学校
    (春日部市)
    【テーマ】環境問題に気づき、環境を守ろうとする子どもの育成
    ・生け垣の発育促進整備と樹木の光合成によるCO2削減実験の実施
    ・環境活動に興味を持った児童で「われら環境調査隊」を結成
    詳細(PDF)
    越谷市立城ノ上小学校
    (越谷市)
    【テーマ】ふやそう自然!
    ・ビオトープの外来植物の除去や生き物調査の実施
    ・ビオトープをテーマとした講演会や全校集会の実施、新聞の発行など積極的な環境教育の推進
    詳細(PDF)
    特定非営利活動法人 百年の森づくりの会
    (さいたま市)
    【テーマ】荒川の水源に緑のダムをつくる百年の森づくり運動
    ・秩父地域で森林整備活動や公開講座、コンサートなど、年間40回程度の活動の実施
    ・植林活動の他の団体への波及
    詳細(PDF)
    5 グラウンドワーク川口
    (川口市)
    【テーマ】地域の環境改善活動
    ・見沼田んぼに生息するホタルの保護、幼虫の放流などホタルの里づくり
    ・田んぼや畑、植物園作りと、そこでの自然観察会などを行う「みぬま自然学校」の運営
    詳細(PDF)
    6 糀谷八幡湿地保存会
    (所沢市)
    【テーマ】よみがえったふるさとの景観
    ・八幡湿地の草刈りなどの里山整備や、小学生による米作りなどの体験学習の実施
    ・どんぐりから苗木を育て植樹する「どんぐりプロジェクト」の実施
    詳細(PDF)
    7 かわごえ環境ネット
    (川越市)
    【テーマ】市民・事業者・民間団体・行政の協働による環境保全活動の推進
    ・複数の専門委員会を設置し地球温暖化対策などの様々な活動を実施
    ・年間の活動を発表する「かわごえ環境フォーラム」の開催
    詳細(PDF)
    8 梅沢 定彦
    (所沢市)
    【テーマ】日本希少淡水魚の保護と繁殖
    ・環境省のレッドリストにも絶滅危惧種として指定されているミヤコタナゴの飼育・繁殖に成功
    ・ミヤコタナゴの飼育等を実施し、市内全小学校にミヤコタナゴを贈呈
    詳細(PDF)

    【事業者部門】
    番号 受賞者 活動内容
    武州瓦斯(株)
    (川越市)
     【テーマ】天然ガスの効率的な利用推進と環境保全の啓蒙活動
    ・入間川流域で環境保全活動を行う団体へ助成する「武州・入間川プロジェクト」の実施
    ・飯能市の山林を購入し、環境団体等の体験作業の場として活用する「武州ガス飯能の森」の取組
    詳細(PDF)
    首都高速道路(株)西東京管理局
    (戸田市)
    【テーマ】見沼たんぼ首都高ビオトープの育成・管理
    ・首都高さいたま新都心線の高架下に6.3haに渡るビオトープを整備
    ・小学生、幼稚園児を対象にした自然体験や造園学を学ぶ学生の作業実習などのイベントを実施
    詳細(PDF)
    DOWAハイテック(株)
    (本庄市)
    【テーマ】県内初!植物を利用した工場排水の浄化と放流河川の保全
    ・植物を利用した独自の排水浄化施設「ビオパレット」の導入
    ・地域住民との協働による川の清掃を毎年実施
    詳細(PDF)
    生活協同組合さいたまコープ
    (さいたま市)
    【テーマ】使用済み天ぷら油の回収とバイオディーゼル燃料で走る宅配トラック
    ・店舗から出る使用済み天ぷら油をリサイクルしてバイオディーゼル燃料を製造、その燃料を宅配車両に使用して運行
    ・家庭から出る使用済み油の回収の開始
    詳細(PDF)
    (株)埼玉りそな銀行
    (さいたま市)
    【テーマ】地域に根ざした環境保全活動の推進
    ・埼玉県と「環境分野における協力に関する協定」を締結
    ・同社社員と県庁職員が利用できる電動自転車の拠点を整備する「e-サイクルシェアリング埼玉」の実施
    詳細(PDF)

     

    第11回

    【県民部門】7件
    番号 受賞者 活動内容
    加須市立騎西中学校
    (加須市)
     ・生徒会に「環境学習部」を設置し、環境教育の推進体制を整備
    ・屋久島の岳南中学校とのメール交換などの交流
    ・県環境科学国際センターと協力し、水草を活用して肥料を作る共同プロジェクトを実施
    さいたま市立日進小学校
    (さいたま市北区)
    ・平成11年に校内にビオトープを設置、以後エリアを拡大
    ・保護者の会や環境ボランティアとともに環境保全に取り組むなど、地域との絆を深めている
    ・生き物と触れ合える場として、かぶと虫村などを設置
    三芳町 竹の子エコクラブ
    (三芳町)
    ・主体的に環境活動を行うこどもを育成する
    ・斜面林での自然体験・観察、生き物調べ、エコロジカルあくしょん大作戦などを実施
    特定非営利活動法人 さやま環境市民ネットワーク
    (狭山市)
    ・「英語でも楽しめる-さやま子ども環境カルタ」を作成・活用
    ・読み札採用者の表彰式や環境カルタの展示会を開催
    ・展示やカルタ大会、出前講座などの普及活動を実施
    5 環境・国際団体Deco
    (草加市)
    ・獨協大学の学生で組織する団体
    ・川に不法投棄された自転車やオートバイなどを地域住民と協力して引き上げを実施
    ・学園祭におけるごみ削減プロジェクトなど学生への啓発活動
    6 埼玉県立浦和高等学校同窓会
    (さいたま市浦和区)
    ・寄居町の民有林5haで森の再生のための「浦高百年の森づくり」
    ・同窓生と現役の生徒が一緒に保全活動を実施
    ・植生調査班などがあり、調査活動も実施
    7 特定非営利活動法人 生活工房つばさ・游
    (小川町)
    ・地元農場見学会開催等の有機農業の普及啓発活動
    ・地元で採れた野菜を使ったメニューを日替わりで食べられるコミュニティカフェ運営
    ・県内企業と地元農場を直接結びつける「コミュニティ サポーテッド アグリカルチャ」の実現

    【事業者部門】
    番号 受賞者 活動内容
    株式会社ジェイ・アール・エス
    (所沢市)
     ・県農林総合研究センターや農家と協力し、独自の飼料・肥料製造技術を確立
    ・埼玉県初の飼料製造と肥料製造を両方行える再生利用事業者
    ・専用回収ボックスによる徹底した分別回収、加熱発酵技術の確立
    ファインモータースクール
    (さいたま市大宮区)
    ・自動車教習所で初めてエコドライバー養成プログラムを導入
    ・新規免許取得者、一般ドライバー及び企業ドライバーに対するエコドライブ教育の実施、イベントへの参加など
    株式会社OKUTA
    (さいたま市大宮区)
    ・本社ビルを複合型省エネビルとして建設
    ・環境NPOの立ち上げ・運営
    ・小川町の有機農業を行う農家の米を買い支えるこめまめプロジェクト実施
    ・見積書へのCO2削減量の明記などを実施
    三国コカ・コーラボトリング株式会社
    (桶川市)
    ・小中学生から一般成人を対象にした自然体験プログラム「森に学ぼう コカ・コーラエコロジースクール」の開催
    ・環境セミナー、出前授業などの啓発活動実施
    ・ごみゼロ社員クリーン活動などの地域貢献活動実施
    日本電波工業株式会社狭山事業所
    (狭山市)
    ・2004年からゼロエミッション活動を開始し、2009年4月からリサイクル率100%を達成
    ・再資源化できる処理委託先を、県外にも探し求めるなど、徹底した再資源化を実施
    富士見工業団地工業会
    (川越市)
    ・工業団地内の企業の共同バスとして、CNG(圧縮天然ガス)バスを導入
    ・共同バスの導入により、各社の自社バス削減、通勤経費削減、社員の利便性向上、駐車場の削減、渋滞解消等の効果があった

     

    第10回

    【県民大賞】9件
    番号 受賞者 活動内容
    特定非営利活動法人 元荒川をきれいにする会
    (さいたま市)
     ・元荒川河川敷への産業廃棄物等の不法投棄に心を痛め、活動を開始。毎月の清掃活動のほか各種清掃活動へ参加。
    ・地域住民と自然観察や史跡をめぐる「元荒川ウォーク」を実施。
    山崎山こどもエコクラブ
    (宮代町)
    ・さいたま緑のトラスト5号地(山崎山)を中心に活動。
    ・トラスト地の下草刈りや間伐などの保全作業を行う。
    ・山崎山の生きもの観察やどんぐりを使った工作などを実施。
    見沼市民フォーラム
    (さいたま市)
    ・見沼田んぼの美化活動や環境調査などを実施。
    ・ホタルの復活・保護運動としてホタル鑑賞会などを開催。
    ・環境フォトセミナー等を開催し、環境保護をアピール。
    新座市グリーンサポーター
    (新座市)
    ・新座市内にある武蔵野の面影を残す雑木林で、下草刈りや落ち葉清掃など維持管理活動を行う。
    ・「親子シイタケ栽培体験」や「親子木工教室」を企画。
    5 埼玉森林インストラクター会
    (長瀞町)
    ・県民の森などで自然観察会や森林体験教室を実施。
    ・ときがわ町「森林インストラクターの森」で植樹等の森づくり。
    ・小学校の野外活動支援や各種団体の研修・指導などを行う。
    6 熊谷市立玉井中学校
    (熊谷市)
    ・カーボンオフセット・植樹等のエコ活動を取り入れた修学旅行を実施。
    ・エコバッグ、マイ箸袋を製作し、駅前等で配布。協力の呼び掛け。
    ・ゴーヤ、朝顔、夕顔等のグリーンカーテンを設置。
    7 川口市立戸塚南小学校
    (川口市)
    ・牛乳パック古紙、アルミ缶などリサイクル活動に取り組む。
    ・環境通貨「エコチケット」を活用したエコ活動。
    ・学校南側斜面林でのカブトムシ飼育など様々な体験学習を実施。
    8 NPO法人 和光・緑と湧き水の会
    (和光市)
    ・白子湧水郡の生態系と生物の保全対策に協力。
    ・新倉ふれあいの森の保全と貴重種の育成、保護。
    ・市民や子ども向けの植物観察会、昆虫探しなど実施。
    9 NPO法人 天覧山・多峯主山の自然を守る会
    (飯能市)
    ・天覧山・多峯主山の環境を明らかにするため調査を実施。
    ・里山の復元・保全を図るため、天覧山東側の谷津田で間伐、草刈り、ため池整備などを実施。

    【彩の国エコアップ大賞】
    番号 受賞者 活動内容
    真下建設株式会社
    (本庄市)
     ・節電、アイドリングストップ、事業所周辺の清掃活動などを実施。
    ・本社屋上とベランダ、駐車場の一部の緑化を行う。
    ・産学官の連携で河川浄化、水質改善について研究を行う。
    ・地元小学校と行う魚類調査等野外活動での補助。
    エヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社
    (さいたま市)
    ・有志とスタッフで街を清掃する「ホームタウンクリーン大作戦」の実施。
    ・ペットボトルキャップを回収し、ポリオワクチンに還元。
    ・スタジアムでエコタンブラーの販売とリユースカップの試用実施。
    ・ゴミの分別回収コーナーを設置し、分別を呼びかけている。
    埼玉日本電気株式会社
    (神川町)
    ・冷温水発生機を高効率の電気式ターボ冷凍機に更新、空調機・ポンプ設備・照明設備のインバーター化によりCO2排出を削減。
    ・太陽光発電設備を設置。風力・太陽光ハイブリッド外灯の導入。
    ・断熱塗料の塗布、日射対策等による空調負荷低減。

     

    第9回

    【県民大賞】7件
    番号 受賞者 活動内容
    越生町地域づくり推進協議会本町部会
    (越生町)
     ・年6回、資源回収を実施。13年間の回収累計は300トン超。
    ・手作りの「ごみ・資源回収収集カレンダー」を各戸配布。
    ・ごみ処理量を減らしたことで町の財政負担の軽減に協力。
    詳細(PDF)
    さいたま市立春野小学校
    (さいたま市)
    ・全校をあげて系統的に環境学習に取り組む。
    ・地域を対象に環境フェアを開催。公開授業を全学年で行う。
    ・環境省とさいたま市共催の「環境フォーラム」に展示参加。
    詳細(PDF)
    NPO法人埼玉森林サポータークラブ緑の森活動チーム
    (さいたま市)
    ・「昔ながらの里山の景観を保全する」ことを目標に活動。
    ・雑木林で、植栽、下刈り、除伐、間伐、芽吹き等を行う。
    ・地元の学校の児童を対象に「どんぐりを育てる会」を実施。
    詳細(PDF)
    沢田地区をきれいにする会
    (入間市)
    ・6、7名で始めた小川の川底さらいと清掃活動が発展し、沢田町内全戸の協力をえて発足。以来30年以上活動。
    ・入間川北側河川敷の環境整備。隣接する児童公園の清掃。
    詳細(PDF)
    5 財団法人トトロのふるさと財団
    (所沢市)
    ・狭山丘陵とその周辺地域の自然を保護し活用すること、歴史的な景観である里山を保全することを目的として活動。
    ・トラスト地取得のほか里山管理、環境調査、環境教育など行う。
    詳細(PDF)
    6 特定非営利活動法人見沼ファーム21
    (さいたま市)
    ・「水田を保全する」目的で、近隣農家の協力を得て米作り体験活動を実施。参加者は毎年約400人。
    ・「見沼こめこめ通信」発行。情報提供と参加者の交流を図る。
    詳細(PDF)
    7 齊藤  眞之助
    (川越市)
    ・環境家計簿の作成・普及。エコライフDAYチェックシートの配布・回収。
    ・環境講座の講師などを担当。
    詳細(PDF)

    【彩の国エコアップ大賞】
    番号 受賞者 活動内容
    埼玉日本電気株式会社
    (神川町)
     ・従業員への環境教育(部門別年2回、受講率100%)の実施。
    ・環境月間を年2回設定し、講演会、パネル展示などを実施。
    ・各行事を実施したことによる環境への効果の「見える化」。
    ・早稲田大学主催の子ども向け環境イベントに協力。
    詳細(PDF)
    エム・ケイ・ジャパン株式会社
    (さいたま市)
    ・アイドリングストップ装置の製造。
    ・アイドリングストップ装置を付けた車両を使用し、走行距離に対する燃料使用量などを測定・分析し、燃費改善に取り組む。
    ・廃棄物の削減、節電、節水。グリーン製品への切り替え。
    詳細(PDF)
    サンケン電気株式会社本社
    (新座市)
    ・デマンドコントロール装置による空調温度管理、待機時温度の低減化、高効率モーター導入などにより、二酸化炭素排出量を平成11年度比で9%削減
    ・廃棄物の再資源化を28.7%から85.7%に改善。
    詳細(PDF)
    図書印刷株式会社川越工場
    (川越市)
    ・工場内の施設は環境負荷提言に配慮して設計。
    ・「エネルギー原単位の削減」を工場全体の課題として取り組む。
    ・エコアイス、ガスヒートポンプを採用。コンプレッサー、熱源設備等の集中管理、インバーター照明や人感センサーなどの活用で省エネを推進。
    詳細(PDF)

     

    第8回

    【県民大賞】8件
    番号 受賞者 活動内容
    大場川浮上ゴミをなくす会
    (三郷市)
     ・平成8年から月1回、ボートで大場川の浮上ごみを収集。
    ・楽しみながらボランティア活動を行い、地域住民の交流。
    ・河川浄化意識を啓発。
    国道254花の会・学校法人ホンダ学園
    (ふじみ野市)
    ・国道254号中央分離帯の清掃、草刈り、植栽などを実施。
    ・落ち葉は埋め戻して肥料にリサイクルなどの配慮。
    ・地元中学校の生徒が苗を育成するなど地域の運動に。
    越谷市立大袋東小学校
    (越谷市)
    ・学校教育の一つの柱として全校で多彩な環境教育に取り組む。
    ・生活科、総合学習での環境学習、野菜の栽培や食育。
    ・グリーンカーテンの設置、エコフェスティバルの開催。
    彩の国緑の推進連絡会
    (さいたま市)
    ・県が委嘱していた「緑の推進員」とその経験者により設立。
    ・自然観察会、活動事例報告会など県内各地の緑の活動の交流。
    ・会報「緑の声」を発行、写真展を開催。
    5 生活クラブ生活協同組合
    (さいたま市)
    ・容器をワンウェイ容器からリターナブルびんに転換、回収し再利用。半年間に、29万本を回収、回収率72.5%。
    ・県農林公社と協定を結んだ植林活動も実施。
    6 戸田地球温暖化防止グループ エコライフDAYとだ実行委員会
    (戸田市)
    ・1日環境家計簿をつける「エコライフDAYとだ」を市全域で普及。参加者は2万人を超え、人口比で18%の参加率。
    ・スーパーでの啓発イベントや地域通貨を使った交換会など多彩な活動を展開。
    7 特定非営利活動法人とよあしはら
    (越谷市)
    ・間伐材と竹の「いかだ」に、アシなどの水生植物を植えた水質浄化機能のあるビオトープの浮島を考案、県内各地に設置。
    ・設置は地元の市民と協働で行うイベント型の事業として実施。
    8 柳瀬川をきれいにする会
    (所沢市)
    ・平成2年から、年3回、柳瀬川のクリーン作戦を実施。
    ・50~60才代の創始者グループと子どもたちが仲良く参加。
    ・看板を設置。水質調査や縁の森保全運動などにも参加。

    【彩の国エコアップ大賞】
    番号 受賞者 活動内容
    中央化学株式会社
    (鴻巣市)
     ・食品トレーを17%軽量化、全国のスーパー、生協で採用。
    ・バイオプラスチック容器について、耐熱性の問題を解決。
    ・使用済みプラスチック容器を全国5,300店舗から回収し、17年間で138億枚5万5千トンをリサイクル。
    東京ガス株式会社埼玉支店
    (さいたま市)
    ・社員が小中学校を訪問、環境教育の講師として出張授業。
    ・燃料電池の実験、エコクッキングなど楽しく学ぶ体験型授業を、年間8千人の児童生徒が受講。
    ・低公害車として天然ガス自動車を導入。
    万有製薬株式会社妻沼工場
    (熊谷市)
    ・熱源機として、従来の吸収式冷凍機に換えて、ターボ冷凍機を導入し、NAS電池と組み合わせて、大幅な省エネを実現。
    ・省エネ電気設備の導入など全体で19%エネルギーを削減。
    ・省エネ活動は技術部門がリーダー、工場の全員が参加。
    富士ゼロックス株式会社 岩槻事業所
    (さいたま市)
    ・主力商品のプリンター・大型図面複合機の省エネ化を実現。
    ・ボイラーを重油から都市ガスに転換、二酸化炭素排出削減。
    ・熱遮断フィルム、自動センサー照明、太陽光発電を設置。
    ・地元小学校での環境学習支援など地域貢献活動を実施。
    毎日興業株式会社・特定非営利活動法人さいたまスポーツクラブ共同事業体
    (さいたま市)
    ・さいたま市おおみや武道館の指定管理者として、事業体の創意でおおみや武道館の省エネに取り組む。
    ・前年同期比で、電気使用量を12%、ガス量は41%削減。
    ・照明器具を交換など独自の工夫で低価格で省エネを実現。
    株式会社ロッシュ
    (さいたま市)
    ・微生物と天然の多孔質素材であるゼオライトを組み合わせた汚泥分解システムを開発。
    ・農業集落排水処理施設の発生汚泥を大幅に減量。
    ・副産物の透明な液体は、液肥や汚泥分解補助剤として利用。

     

    第7回

    【県民大賞】7件
    番号 受賞者 活動内容
    野 口 晥 永
    (秩父市)
     ・秩父地域の環境保全、野生生物保護、環境教育等の活動実践。
    ・「森林生態系保護活動」、「酸性雨の調査活動」で活躍。
    山 田 胤 雄
    (熊谷市)
    ・浄化槽の維持管理の重要性に関する環境出前講座を実施。
    ・川の自浄作用の大切さを啓発。現在まで受講者7,990人。
    さいたま市立栄小学校
    (さいたま市)
    ・荒川河川敷の旧サクラソウ自生地の復活を目指す運動。
    ・ビオトープでヘイケボタル飼育、地域との交流。
    ・給食残さを生ごみ処理機で肥料化。無農薬の米つくり。
    越谷市立宮本小学校
    (越谷市)
    ・地域住民と協力して元荒川にシバザクラを植栽。
    ・元荒川周辺の空き缶・ごみ類の回収による美化活動。
    ・牛乳パック・空き缶リサイクルの実践。
    5 彩の国環境大学修了生の会
    (春日部市)
    ・地球温暖化防止、自然環境、環境教育、化学物質、ごみの各分野で環境保全活動を実践。環境教育アシスタント等で活躍。
    ・環境保全に関する公開県民講演会等の開催。
    6 川越緑のサポーター
    (川越市)
    ・地元の雑木林の下刈り・間伐等により再生活動を実践。
    ・雑木林で社会体験学習を実施。子ども樹木博士認定を実施。
    7 「平野の森」こどもエコクラブ
    (狭山市)
    ・平野の森の管理作業、植物・昆虫観察を地域団体と共同活動。
    ・「不老川流域かわづくり市民の会」とともに活動。

    【彩の国エコアップ大賞】
    番号 受賞者 活動内容
    本田技研工業(株)和光ビル
    (和光市)
     ・周辺環境と調和し、環境負荷の少ない和光ビルの整備。
    ・環境負荷の低減の取組:屋上緑化、太陽熱発電、省エネ施設
    ・建設計画から廃棄までのCO2削減率:44%(国内最高水準)
    株式会社ショーモン
    (さいたま市)
    ・プラスッチックと紙・木くずの固形燃料化の開発・製造。
    ・GPS衛星監視による機密書類等の管理とリサイクル化。
    ・見沼たんぼの不法投棄物等撤去・清掃の実施。
    東京電力(株)埼玉支店
    (さいたま市)
    ・小・中学生の環境学習として「エネルギー講座」を実施。
    ・電気、エネルギー資源、新エネルギーを実験・工作等で研修。
    ・平成17年度上期、135校約1万2千人が受講。

     

    第6回

    【県民大賞】12件
    番号 受賞者 活動内容
    上 領 園 子
    (毛呂山町)
     平成9年に毛呂山町で「ごみを考える会」を設立。以来、ごみの減量化、リサイクル促進のための普及啓発活動に積極的に取り組んでいる。 地元中学校では、「身近な環境問題」というテーマで講師を勤めるほか、県環境教育アシスタントやこども環境相談員として県や国の環境学習の推進に大いに貢献している。 また、1日当たり40gしかごみを出さないなどの自身のエコ生活を踏まえた講演は大変好評であり、環境保全の普及啓発において大きな実績がある。
    朝霞市リサイクルプラザ 企画運営協議会
    (朝霞市)
    平成12年7月、朝霞市リサイクルプラザ開設時に、市民組織によるリサイクル啓発普及事業を市に要望し、当協議会が発足。以来このリサイクルプラザを本拠地として「フリーマーケットの開催」,「環境大学開催」、「衣類のリフォーム」、「市内レストランとの提携による廃油を使った固形石けんづくり」、「リサイクルプラザ広報誌の編集・会員による直接配布」などの活動に取り組み、市民のごみ減量化やリサイクルの重要性に対する意識を高め、活動を促進している。(構成員数 32名)
    特定非営利活動法人荒川クリーンエイド・フォーラム
    (東京都江戸川区)
    平成9年5月活動開始。毎年秋の一斉行動日を決め、埼玉県内及び東京都内の荒川沿岸のNPOや市町村に働きかけ、荒川岸等のごみを収集するほか、ごみの種類と数量を調査。参加した小中学生に水質のパックテストを経験させるとともに、自然観察会、投網など、住民が川に親しむ催しも開催。 荒川沿岸の小中学校での環境学習の支援のほか、「川に学ぶ体験活動講師養成講座」開催。平成12年度から「荒川流域水環境シンポジウム」開催。(構成員数200名)
    特定非営利活動法人 小川町風土活用センター
    (小川町)
    平成13年から小川町との協働事業として「生ゴミ循環資源化事業」に取り組み、町内の一般家庭100世帯から小川町が集めた生ゴミをバイオガスプラントで発酵させ、バイオガスと液体肥料を生成。生成した液体肥料は、農家の野菜栽培などに利用され、協力世帯は地域通貨FOODOを使って、有機野菜を購入できる。家庭→生ゴミ→液体肥料→有機野菜→家庭という資源循環が構築された。今後、対象世帯を300世帯に拡大予定。生ゴミの処理費用の削減に結び付けている。(構成員数50名)
    5 川口市民環境会議
    (川口市)
    平成12年度から川口市民に呼びかけ、年に1日のエコライフDAYを実施。不要な電気の消灯、車を使わず自転車か徒歩にするなどのエコライフを心がけ地球温暖化防止のため二酸化炭素排出量を削減する。市や教育委員会、小中学校、企業等の協力を得て実施。実施後、参加者の「一日環境家計簿」を回収し二酸化炭素の削減量を公表している。平成16年度は市民の6%に当たる29,000人の参加を得て、二酸化炭素2.58トン削減を実現。また、16年度は新たに(社)日本青年会議所埼玉ブロック協議会と協力し、参加者を拡大した。エコライフDAYは、県内外の市にも広まっている。(構成員数36名)
    6 越谷市環境推進市民会議
    (越谷市)
    平成13年8月、市民、事業者及び行政の協働関係を基に設立。「地球温暖化を防ぎます」,「生き物の住めるきれいな川にします」などの環境保全に関する12分野68項目の中から10項目の環境配慮行動を宣言した世帯を「ECOこしがや環境ファミリー」として登録。登録は1600世帯を超え、年1回取組結果を自己評価し、実施報告書を提出している。越谷市環境大会を開催し、市民団体や事業者の環境配慮活動の発表及び越谷市環境賞の表彰式を実施。会員である市民や事業者が企画・運営を担っている。(構成員数 団体132団体,個人287名)
    7 越谷市立北越谷小学校
    (越谷市)
    平成4年以来、県レッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている「フジバカマ」の保護と研究に全校を上げて取り組んできた。現在は、4年生が総合的な学習の時間60時間を中心に、移植・増殖や観察・研究を行い、校内の花壇や広場に3,000株のフジバカマを育成している。児童一人ひとりが環境市民としての自覚を持つようになるばかりでなく、同校は「フジバカマ」の学校として地域に親しまれ、住民への株分けや運動会などでのグッズ(フジバカマの枯れ葉を使った匂い袋など)の配布を通じて、地区全体の環境保全意識の高揚に貢献している。(生徒数374名)
    8 埼玉県生活協同組合連合会
    (さいたま市)
    平成12年から、1年前の同じ月と比べ、どれだけ家庭の電気使用量を減らせたかを競う「家庭の電気ダイエットコンクール」を開催。「分かりやすく、気軽に、誰でも参加でき、楽しい取組を」との趣旨から簡単な方法としている。家庭に届く電気使用量の通知のコピーを提出する方法が消費者に受け入れられ、これまでに延べ5,000人が参加。参加者からは家族の絆が強まった、環境問題に関心を持つようになったとの報告が寄せられている。 この取組で、5年間で148,000kwhの節電を達成。これは金額にして約300万円の節約、二酸化炭素換算で56,000トンの排出抑制に相当する。(17生協)
    9 さいたま市立宮前中学校
    (さいたま市)
    平成14年、市教育委員会から「環境教育研究校委嘱」を受けたことなどを契機に環境問題に取り組んでいる。1学年から3学年まで総合的な学習の時間40時間以上を活用して、「環境問題」と「エネルギー問題」を集中的に学ぶカリキュラムを実践。1,2年では研究テーマの選択(2年は、エネルギー)、活動計画の立案、1日調査体験活動、成果と課題の発表会、3年では地域環境美化ボランティア活動などを履修する。生徒の家庭や地域社会と協働しながら、学校を開放して「エネルギー・ボランティアフェア」を開催している。(生徒数611名)
    10 自然を守る狭山リサイクルの会
    (狭山市)
    昭和62年から17年8か月にわたり、毎月資源回収活動を実施。計212回の回収で、集めた資源の総量は、2,102トン、回収で得た収益金は、1,833万円、このうち7割、1,000万円以上をユニセフ、緑化基金、緑のトラスト基金などに寄付。資源回収に合わせて、マイバックキャンペーンや生ゴミの堆肥化などの普及啓発活動も実施。また、周辺自治会や企業にも呼びかけ狭山市内の不法投棄ごみの回収を行っている。参加延べ人員6,364人、回収ごみ累計324トン。市民への普及啓発を目的に「リサイクルだより」を年4回発行。(構成員数 46人)
    11 学校法人東萌学園 幸手ひがし幼稚園
    (幸手市)
    昭和44年の設立以来、「自然の大切さを感じることのできる人づくり」を園児の教育方針の一つとして、「ごみは、ごみ箱へ」の行動の習慣づけ、廃棄物やリサイクルに対する意識の形成を行う。自然と触れあって遊ばせる授業の実施、絵本や紙芝居による環境学習、園児たちによる園内の美化活動、園の農園、ビオトープなどでの自然と触れ合う保育を実施。園児たちに植物や生き物のことを正確に伝えるために教職員に対する植物、虫、水生生物を自主的に学ぶ研修会開催。(職員21名、園児192名)
    12 新座市環境保全協力員
    (新座市)
    市民啓発用冊子を作成するため新座市から委嘱を受けた環境保全協力員(市民総合大学地球学部環境オブザーバー学科修了生)は、平成13年7月から50回以上の会合を重ね、冊子「いつでも明るくエコライフ」を15年3月に完成。「炊事」「買い物」「自転車」など環境にやさしい生活を記述し、主婦層や男性層も含めて呼びかけ、実践活動を促している。市民との「Face to Face]を重視し、町内会、PTA、公民館等でこの冊子を活用して、「エコライフ普及活動」を展開している。(構成員 58名)

    【彩の国エコアップ大賞】
    番号 受賞者 活動内容
    株式会社アドバンテスト大利根R&Dセンター
    (大利根町)
     電子機器メーカーで、半導体試験装置の開発、設計、製造を業務としている。平成15年10月に省資源・省エネルギー化、リサイクル、最終処理の安全性及び情報公開を定めた「製品環境アセスメント要領」を制定し、製品の稼働時27%省電力を達成した。工期短縮、工場屋根の断熱化等で前年比約21万KWh(二酸化炭素換算74.7トン)、重油55.4KWh(二酸化炭素換算153.5トン)削減達成。すべての部門においてその実情にあった環境保全活動を展開。会社全体では、平成5年に「地球環境憲章」を制定し、各事業所で取り組むべき「環境方針」を策定。社員への環境教育、廃棄物の分別収集、消灯励行、グリーン購入など全社上げて環境負荷の低減に取り組んでいる。(構成員数357名)
    万有製薬株式会社 妻沼事業所
    (妻沼町)
    医薬品の研究、製造を行う製薬会社である。平成16年中の「生産性改善活動及び事業所相互監査」により、包装廃棄物については生産性改善により26トン(前年比7.6%)の削減達成。粉体廃棄物については同じく31トン(前年比9.1%)削減達成。トイレ・更衣棟に人感センサーを設置し、電気削減を図る。環境活動の基本は社員であることから、新入社員に廃棄物処理体験を含む、1週間の環境安全トレーニングを課している。平成13年から毎年4月に開催する工場開放祭(さくら祭)では、住民に対して工場が実施している環境保全活動の情報公開に努めている。(構成員数350名)
    株式会社 ライトシステムパートナー
    (狭山市)
    地球温暖化問題をはじめとする環境問題の解決にビジネスを通じて寄与したいという思いから設立された節電装置など環境配慮商品の開発・販売会社である。①業務用空調機・冷蔵庫対応の消費電力削減装置は、室内・庫内温度調整することにより消費電力5~30 %削減。 ②Hf蛍光灯用電子安定器は、特殊インバーターとHf蛍光管を組み合わせて使った場合、明るさを変えずに消費電力40 %削減。③高性能水処理凝集剤は、建設現場や食品加工工場の廃水の汚濁除去、BOD,CODの急速低減を実現し、不純物の回収を容易にした。装置に節電効果を数値で表示する工夫を施すなど、利用者に分かりやすい情報提供をしている。(構成員数9名)

     

    第5回

    【県民大賞】6件
    番号 受賞者 活動内容
    石 川 友 一
    (秩父市)
     石川氏は、県立秩父農工高校在職中から、希少植物ステゴビルの増殖に取り組むなど、秩父地域の自然を守る活動を行ってきた。 退職後、「秩父の環境を考える会」をはじめとする多くの環境保全団体の設立に尽力し、地域の県民活動の活性化に寄与した。  また、自ら秩父多摩甲斐国立公園の森林生態系保護活動に携わるとともに、地元自治体が主催する環境保全講習会の講師をつとめるなど、人々の環境保全意識を高揚するための啓発活動を展開している。
    塚 本 秀 貴
    (川越市)
    塚本氏は、森林ボランティア活動の実践を通じて、高度な専門知識と技術を習得した。現在、森林インストラクターとして、所沢市下富地域でコナラ林再生などの森林改善活動に携わっているほか、枯れ木の伐採講座など、ボランティア初心者を対象とする安全教育や実技指導を行っている。 また、「県民の森」で開催される自然観察会で指導員をつとめており、「森林」・「環境」・「林業」の重要性について参加者を啓発する活動を行っている。
    特定非営利活動法人 埼玉環境カウンセラー協会
    (所沢市)
    同協会の「環境マネジメントシステム研究会」や「環境教育研究会」における研究成果を踏まえて、広く県民を対象とする無料の環境保全講習会を定期的に開催している。 これまで、「環境マネジメント/環境評価プログラム」、「環境教育・環境学習指導者養成セミナー」など18回の講習会を開催し、参加した県民は延べ1,800人にのぼり、啓発地域に偏りを生じないよう開催会場の選定に工夫するなど、環境保全に対して公平な観点から活動を展開している。
    財団法人 埼玉県生態系保護協会 久喜支部
    (久喜市)
    子ども達が成長期に生き物と関わりを持つことが精神発育上非常に重要であることから、同支部では久喜市内の全ての小中学校にビオトープを整備する運動を展開してきた。この結果、平成15年度までに市内の全10小学校にビオ トープが完成した。  同支部では、ビオトープの建設に当たって、企画の立案や施工の指導などの支援を行い、これまでに完成したビオトープは、「農業用水の流れるビオトープ」、「外来種退治のビオトープ」など、それぞれがユニークなものとなっている。
    5 埼玉県立滑川高等学校
    (滑川町)
    平成11年度から12年度まで、「県環境教育研究指定校」の委嘱を受けたことを契機として、身近なごみ問題から、自然の大切さ、そして地球温暖化問題に至るまで、体系的な環境教育を推進してきた。 これまでの活動実績として、ベランダに設置した雨水タンクと太陽光発電パネルを連結した「自然エネルギーと雨水を利用した循環型水耕栽培プラント」、昔ながらの農具を使う「有機農業体験」、「オオムラサキ人工飼育プロジェクト」等がある。
    6 さいたま市 みどり愛護会
    (さいたま市)
    大宮台地斜面から芝川低地に点在する自然林が、放置されることによって暗く荒れた雑木林に遷移しないように、さいたま市の公有地を中心に、間伐、枝打ち、下草狩り等の保全活動を毎月実施している。 あらかじめ植生調査を行い、保存すべき樹木や野草を選別したうえで、下草狩りを手作業で実施している。明るさを取り戻した雑木林の林床や林縁には、在来種の野草が開花する。

    【彩の国エコアップ大賞】
    番号 受賞者 活動内容
    関東三洋セミコンダクターズ㈱羽生センター
    (羽生市)
     環境問題に対して先進的に取り組んでいく社の方針に基づいて、これまで、廃棄物のゼロエミッション達成及び排水ゼロシステムの構築などに取り組んできたが、平成15年の春から秋にかけて、全社員が参加して、ヒートアイランド防止対策として注目されている屋上緑化活動を行った。 屋上ガーデン造成のための基礎構成資材には、できるだけ廃材を利用し、水やりには、「排水ゼロシステム」による工場内循環水(再利用水)を使用している。
    ㈱ジャパンビバレッジ・リサイクルプラザJB
    (さいたま市)
    自動販売機オペレーターとして自ら販売した商品の空容器を回収・再資源化する責務を果たすため、ダイオキシン等の有害物質を発生しない還元乾流型加熱炉を導入した中間処理施設を建設した。 また、この施設に環境学習室を併設して、小中学生を中心とする環境学習の場として広く開放している。環境学習室で開催される講座に、視聴覚教材を無償で貸し出すほか、要望によってリサイクルに関して解説を行う講師も派遣している。
    ㈱博進
    (越谷市)
    安全性及び景観性に優れた屋根材一体型の太陽光発電パネルが開発されたことを受けて、まちなみ景観も重視しながら、太陽光発電設備を標準仕様とする分譲住宅の建設・販売を手掛け、これまでに、吉川市の「コスモタウンきよみ野彩's」及び松伏町の「ゆめみのリヒトパーチェ」の整備に取り組んできた。 同社は、こうしたエコタウン整備に関するノウハウを、都市づくりの研究者や同業他社に提供し、大阪府や香川県など県外において同様の取組が始まるきっかけとなった。  また、海外メディアからも注目され、ドイツ連邦共和国や大韓民国等において、エコタウンの整備が紹介された。
    本田技研工業㈱埼玉製作所
    (狭山市)
    企業活動を通じて地球環境の保全に積極的に寄与し、その行動において先進性を維持するという社の理念に基づいて、これまで、コージェネレーションシステムの導入、照明器具や空調機へのインバーター設置、構内フォークリフトのエンジン燃料のガソリンからLPGへの切り替え、ボイラー燃料の重油から都市ガスへの切り替えなど、地球温暖化防止対策を始めとする環境負荷低減対策を講じてきた。 また、一つの工程の環境影響から事業全体の環境影響を毎年評価するシステム(LCA:ライフサイクル・アセスメント)を構築し、現状の分析に基づいた未来の環境課題の解決へ向けて取り組んでいる。

     

    第4回

    【県民大賞】8件
    番号 受賞者 活動内容
    (特定非営利活動法人)エコシティ志木
    志木市)
     市民と行政との協働関係を基本として、「循環型まちづくり」を推進している。平成10年に、「緑豊かな循環する社会」と「市民参加のまちづくり」を基本理念とする 「市民がつくる志木市の環境プラン」を策定した。現在、「水と緑のネットワークプラン」など6つのプランに基づいて活動を行っている。
    唐沢川を愛する会
    (深谷市)
    地元自治会での「唐沢川をきれいにして、魚や鳥を呼び戻し、子どもや地域住民の憩いの場をつくろう」との提案が出発点となって、10年間にわたり、投棄物除去作業や堤防路肩の草花育成作業などの唐沢川浄化・美化活動を継続して実施している。 また、地元小学校に講師を派遣し、環境教育に協力している。
    埼玉県立久喜高等学校家庭クラブ
    (久喜市)
    学校家庭クラブ活動として、生徒が主体となって、地域と協働して環境保全活動を実施している。学校周辺の清掃活動や講師を招いての環境講座の実施、リサイクルおもちゃやリフォーム幼児服の製作、エコクッキングの研究、 幼稚園児向け環境学習教材の開発等を行っている。
    生活協同組合ドゥコープ
    (蕨市)
    地球温暖化問題など、これからの環境問題を解決していくためには若年層からの環境学習が重要であるとの考えから、最新の環境教育支援システムに基づいて、環境家計簿の作成、自然観察会及び大気に関する実験などを内容とする 「子どもエコプロジェクト」を実施している。
    5 田んぼの学校をつくろう会
    (久喜市)
    地元小学校の総合的学習の時間に、学校敷地内の遊水池を利用して、自然観察や浄化活動を行う環境学習プログラムを3年計画で実施している。初年度は、ゴミ拾い等を通じて、児童達ができるだけ自然環境に触れる機会を多くし、 2年次以降は、水質汚染度調査等を実施する。
    6 東松山・環境市民の会
    (東松山市)
    東松山市環境基本計画策定に協力した市民が中心となってこの会を設立した。現在は、「水辺」、「有機農業」、「自然と歴史」、「ゴミと暮らし」、「動物愛護」及び「広報」の6つの部会を設けて、 行政との連携を踏まえた地域密着型環境保全活動を実施している。
    7 宮代水と緑のネットワーク
    (宮代町)
    米や野菜の有機無農薬栽培を児童に体験させる環境学習支援活動や希少植物などの調査・保護・再生・啓発活動、及びホタルの里づくり活動など、 代々守り継がれてきた宮代町の豊かな自然を後世に伝えていくための環境保全活動や地域循環型社会の推進を行っている。
    8 リパック草加
    (草加市)
    多くの市民に「自分たちにできる環境配慮型生活」を認識してもらうため、牛乳パック回収活動及び古着・古布回収活動を実施している。また、平成13年には、「ゴミを少なくする暮らし方」など ゴミの3Rについて分かりやすく紹介した啓発用冊子「グリーンコンシューマーのゴミ減量大作戦」を発行した。

    【彩の国エコアップ大賞】
    番号 受賞者 活動内容
    燦クリーン㈱
    (所沢市)
     地域の環境保全情報の拠点となるとともに、人々の環境に対する意識の向上を図るため、平成8年から、外部から講師を招いて毎年、市民に開放された環境保全研修会を実施している。会社の会議室を研修会場として提供するほか、 参加料を無料とし、環境保全のための市民・事業者・行政によるパートナーシップを推進している。
    大正製薬㈱大宮工場
    (さいたま市)
    環境負荷の低減及びゼロエミッションの視点から、原薬製造過程で生じる高濃度廃液の発生抑制と自社内処理を実現する新技術を、 生産・企画・環境部門等の社内を横断したプロジェクトチームで開発した。 これは、有害物質等の副産物を伴わずに一般排水へと転換できる画期的な排水処理技術である。
    太平洋セメント㈱
    (日高市)
    都市ゴミ自体を発酵技術を応用してセメント原燃料に資源化するシステムを開発し、平成14年11月から実用化した。 このシステムは、日高市内の家庭から排出されたゴミを、そのままセメント工場で受け入れて、発酵処理を行うもので、このため日高市ではゴミ焼却場が不要となった。
    飯能市立加治東小学校
    (飯能市)
    平成13年度から、環境教育を核とした教育課程の編成を行い、総合的な学習の時間において、学校ビオトープの製作やホームページ同時編集機能ソフトを用いた都内小学校とのサイバー交流授業などを実施した。 また、環境教育推進のための前提として、教員に対して充実した環境問題に関する研修会を実施した。
    リンクサーキット㈲
    (さいたま市)
    活用すれば、中小規模の事業者でも環境経営に役立てることができる「彩の国エコアップ宣言」に着目し、社員全員が参画して宣言を作成した。また、社の環境方針などを規定した「リンクサーキット・カンパニーアジェンダ」 を社員全員が締結し、各自家庭生活においても環境家計簿を作成することとした。

     

    第3回

    【個 人】
    番号 受賞者 活動内容
    ト沢(うらさわ) 美久(よしひさ)
    (岩槻市)
     長年植物調査の第一人者として、県内の各市町村等の協力依頼により植物調査を実施してきた。また、秩父地域で植物の絶滅危惧種の再発見や新種の発見を行ってきた。植物全般にわたり造詣が深く、県の「さいたまレッドデータブック植物編」の編集等にも関わっており、後継者の育成にも力を入れている。
    神座(じんざ) 侃大(まさひろ)
    (本庄市)
    森林インストラクターや環境カウンセラー等の資格を取得し、林業スクールの開催や森林ボランティアリーダーの養成などで活躍している。 また、本庄市の環境保全活動、生涯学習活動、高校での森林教育を担当するなど多彩な活動を実践している。

    【県民団体】5件
    番号 受賞者 活動内容
    (社)ガールスカウト日本連盟埼玉県第20団
    (越谷市)
    団委員長 北條住子
     「私のまちの”たからもの”探し」をテーマに、自然環境保護の意識を高める活動を行った。  活動の中で、ケヤキの二酸化炭素吸収量の調査、森林体験を重点に置いた夏キャンプの実施、地域の清掃美化活動、農薬を使用しない土壌の観察、植林体験などを行った。
    新狭山ハイツビオトープ事業実行委員会
    (狭山市)
    実行委員長 松岡 聰
    新狭山ハイツ自治会創立25周年記念事業として、団地内の調整池にビオトープ「わくわく自然園」を住民の手作りで造成した。行政や企業からも協力を得て、住民が計画から作業まで自力で建設した。造成作業は、着手から完了まで延53日、延 へ800人日を要した。
    特定非営利活動法人21世紀まちづくりの会
    (鳩山町)
    理事長 青木 茂
    町内のモウソウ竹林が間伐されぬまま放置され、山林や家屋に被害が続出したため、当会は、竹林の間伐を無償で行い、間伐材を利用して竹炭及び竹酢液の生産と販売をはじめた。さらに、竹炭を使った中小河川や沼・公園池などの水質改善システムの開発に取り組んでいる。
    鳩ヶ谷にトンボ公園を作る会
    (鳩ヶ谷市)
    代表幹事 鎌奥 哲男
    無償で借り受けた約2,000㎡の休耕田に湿地生態園(通称:トンボ公園)を造成して、減少しつつある動植物の繁殖・保護をするとともに、市民の自然環境保護の意識向上と地域の子供たちへの環境教育を実施している。
    5 水辺の里を育てる会
    (さいたま市)
    代表 石原 祥子
    市内の公園創設に関して、行政と折衝を重ね、より良い公園づくりを実現させた。現在は、原っぱを残し、生き物と触れあいながら自由に遊べる公園づくり、起伏ある地形を活かし、生態系に配慮し自然を復元する活動や様々な公園内等でイベントの開催などを行っている。

    【事 業 者】
    番号 受賞者 活動内容
    カルソニックカンセイ㈱児玉工場
    (児玉町)
    工場長 本郷 進
     1999年1月にISO14001の認証を取得し、継続的環境保全活動に取り組んでいる。「ゼロエミッション工場」への取り組みとして、基板廃材のマテリアルリサイクル、一般ガラスリサイクルなどを実行し、2001年11月現在、資源リサイクル率99%、循環リサイクル率61%を達成した。
    生活協同組合さいたまコープ
    (さいたま市)
    理事長 石川 祐司
    肉・魚・冷食を加工する製造工場や店舗で発生する端材、商品化できないものや日切れ品等の有機性残さ(生ごみ)からコンポスト(堆肥)を生成している。コンポストは特殊肥料の認可を受け、生産者に供給している。また、コンポストを使用してできた作物は、コープの共同購入、個人宅配や店舗販売で消費者に供給されている。
    太平洋セメント㈱
    (熊谷市)
    専務取締役 河浦 正樹
    焼却場から出る焼却残さ(焼却灰とばいじん)を受入れ、セメントの原料として利用する「都市ゴミ焼却灰のセメント資源化システム」を熊谷工場にて事業化した。県内の自治体が構成員である「県廃棄物広域処分対策協議会」を窓口に自治体の焼却灰を受け入れることとなった。
    ㈱パレスエンタープライズ
    (さいたま市)
    取締役 古山 大捷
    当社が経営する「パレスホテル大宮」から発生する残飯と調理段階で発生する生ごみ(1日平均300kg)をホテル内でバイオ処理して堆肥化し、市内の農家で構成する組合に供給している。農家では、堆肥として農作物に投与したり、土壌改良のために畑に投与している。ホテルでは、この堆肥から栽培された野菜を料理で提供している。

     

    第2回

    【個 人】
    番号 受賞者 活動内容
    宇佐美勘作
    (秩父市)
     「秩父の環境を考える会」の発足に尽力し、絶滅の危機にある県指定天然記念物「ステゴビル」の保護、調査等増殖活動に取り組み、一部自生地の復元を図った。また、荒川上流の金室地区の自然保護に努め、「水辺の学校」の実現を図るとともに、ごみの不法投棄の監視や分別収集に尽力している。
    掛川  繁
    (さいたま市)
    多数の植物関係の著作を通じて自然保護の普及啓発に寄与し、観察会や講演会などのガイド、講師としても活躍している。また、自宅の圃場で苗木や宿根、球根を育て近隣に配布するなど緑化や花いっぱい運動を率先して推進し、豊かな地域環境づくりに多大な貢献をしている。

    【県民団体】3件
    番号 受賞者 活動内容
    特定非営利活動法人黒浜沼周辺の自然を大切にする会
    (蓮田市)
     黒浜沼を保全整備するため、周辺を定期的に清掃し、近隣小中学校等に環境学習の場を提供している。また、自然観察会や野鳥観察会の開催及びホタルなどの水生昆虫・生物やジョウロウスゲなどの絶滅危惧植物の生育環境の整備と保護を行っている。平成12年 12月にNPO法人を取得した。
    自然観察大宮フレンド
    (さいたま市)
    毎月第4日曜日に見沼田んぼにおいて勉強会を開催し、定点観測調査結果を記録している。また、春夏に「大宮の自然に親しむ観察会」を開催している。さらに、平成8年に大宮市と連携して「大宮みどり愛護会」を設立し、運営に尽力している。同会は、緑地公園において下草刈りやごみ拾い活動及びイベント等を行っている。
    八国山の自然に親しみつつ守る会
    (所沢市)
    毎月第4日曜日に森林、林業に関する講習会を実施し、併せて森林インストラクターの志願者に資格取得を支援している。また、所沢市内において毎月林業スクールを開催し、林業技術を指導するとともに、コナラやクヌギなどの雑木林の再生を図っている。一方、エコツアー「やさしい森の学校」を開催し、山野、森林にふれながら自然環境を考える場を提供している。

    【事 業 者】
    番号 受賞者 活動内容
    埼玉日本電気㈱
    (神川町)
     廃棄物ゼロエミッション計画を平成12年4月に達成した。電機部品用トレー・リールの再利用、納入用梱包箱の通い箱化や従業員の意識改革を徹底して行っている。製品設計時においても「梱包材の再資源化・減量化」等に関するアセスメントを日常管理業務の一部とし、再資源化・減量化に考慮している。
    パイオニア㈱所沢事業所
    (所沢市)
    平成8年にISO14001の認証を取得した。全所で省エネとCO2排出量の抑制に取り組み、平成17年にゼロエミッションの達成を目指している。また、リサイクル率の向上、消費電力削減を実施するとともに、製品に対しリサイクルしやすい構造、リサイクル可能率の向上、有害物質の不使用などを行っている。グリーン購入にも努めている。
    ㈱ピックルスコーポレーション
    (所沢市)
    浅漬けメーカーとして地球環境保全を経営の最重要課題と考え、製品包装材の材質変更から取組を開始し、省エネルギー、省資源、廃棄物の削減等へと活動を広げてきた。平成11年には、食品業界として初めてISO14001の認証を全事業所一括で取得した。また、生ごみ減量プラントにより野菜くずの97%以上を減量化するとともに、環境報告書等を利用して積極的に情報公開を行っている。

    【奨 励 賞】
    番号 受賞者 活動内容
    騎西町立種足(たなだれ)小学校
    (騎西町)
     6年生を対象に、「総合的な学習の時間」の中で環境教育を行った。児童が数名のグループに分かれて自ら課題を見つけ、関係機関への聞き取り、現場確認、図書館やインターネットを活用した調査を実施し、4・5年生に結果を発表するなど体験を重視した学習により豊かな心で、よりよい環境を創造する児童の育成を図った。

     

    第1回

    【個 人】
    番号 受賞者 活動内容
    小澤 泰
    (川口市)
     退職後に取り組む活動を探す中から環境問題に興味を持ち、身近な取組として家庭での生ゴミ処理に取り組むほか、緑のボランティア活動、地元の環境保全団体への参加等、様々な環境保護活動に参加している。
    斉藤 勇
    (騎西町)
    緑の推進員として、自然観察会のリーダーとして啓発活動を続けるほか、地元小学校の環境体験学習を指導している。また、ゴミ減量に協力するため、生ゴミ処理に取り組んでいる。

    【県民団体】3件
    番号 受賞者 活動内容
    綾瀬川を愛する会
    (川口市)
     日本で一番汚れた川の汚名返上のため、綾瀬川堤防の清掃活動、水質検査を行っているほか、自然とのふれあい学習会・自然観察会の開催、リサイクルバザー、会報の発行等を行っている。
    霞ヶ関西小科学クラブ
    (川越市)
    小畦川及び周辺の環境調査、植物観察等を行い、環境に対する子供たちの意識を高めるとともに、環境保全への積極的な活動につなげている。学校の観察池を自然に近いものにして、微生物・水生植物の環境再生を図る活動や昆虫や野鳥の観察など、自然との触れあいや遊びをとりいれた活動を取り入れている。
    別府沼を考える会
    (熊谷市)
    別府沼周辺の市の公園整備への提言・協力を行い、石積の護岸を実現した。沼の浄化のため、生活排水の浄化を市民に呼びかける運動とともに、清掃活動を続けている。また、湿性生植物ヒメシロアザサ(絶滅危惧種)等の保護育成、観察会や他団体への指導を行っている。

    【事 業 者】
    番号 受賞者 活動内容
    埼玉日本電気㈱
    (神川町)
     ISO14001を1997年に取得。製品の設計時に「環境にやさしい製品づくり」を実践するため事前評価(アセスメント)を実施。全社員への環境教育を進めるとともに、ゼロエミッションへの取組を2001年度を目標に推進している。また、「環境マニュアルレポート」の発刊やケナフ栽培にも取り組んでいる。
    明協電機㈱埼玉営業所
    (所沢市)
    雨水を資源として有効利用するため、社屋屋上の雨水の濾過装置を開発して中水(水洗トイレ、散水等)として利用している。また、敷地内地面に降った雨を地下水涵養のため、地下へ浸透させる装置を設置し、環境保全に努めている。
    リコーユニテクノ㈱
    (八潮市)
    循環型生産システムへの構築を図り、環境行動計画を策定。1996年にISO14001を取得。地球温暖化防止のためCO2削減に取り組むほか廃棄物ゼロを平成11年に達成。他社からの研修の要請や見学会を受け入れるとともに、彩の国環境指導員を養成し、ボランティア活動体制を確立した。

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