実際に自分でできる断熱改修を体験できるワークショップを開催しました。
第2回 2023断熱改修ワークショップ IN 東武鉄道旧草加社員住宅
今回は厳冬の最中、職員住宅(団地)のリノベーションに合わせて、スケルトンとなっている住居内で断熱ワークショップを行いました。床と壁に断熱材の施工体験、窓の断熱方法の紹介、さらにDIYでできる内窓づくり等を体験しました。
概要
日時
2024年1月20日(土)10:00~15:00
会場
東武鉄道旧草加社員住宅(埼玉県草加市氷川町40-1)
主催
埼玉県地球温暖化防止活動推進センター
共催
一般社団法人 Forword to 1985 energy life
協力
東武鉄道(株)、旭化成建材(株)、マテックス(株)、(有)トミナガ、(株)カインズ、(株)テンシールド、(株)ソウカブンカ
後援
草加市
プログラム
- 団地の断熱ワークショップ(1)床・壁
- 環境を考える断熱のお話し
断熱男 竹内昌義先生(東北芸術工科大学教授)
昼食・休憩 - 団地の断熱ワークショップ(2)窓
結果
参加者数
20名、関係者27名
意識変容率
20%
CO2削減量
15.4tCO2
(1)壁と床の断熱
壁や床に木枠を作り、その隙間に断熱材をはめ込んでいく
1.最初に木枠を設置
2.断熱材をカット
3.断熱材をはめ込む
サーモカメラで断熱材を施工した効果を確認!
(2)窓の断熱
内窓の設置
専門家による内窓の設置
ハニカムシェードの設置
シェードの効果を測定!
高効率の複層ガラス窓
窓による外気温の断熱効果を体験
1枚ガラスと高効率のガラスでは、体感が違います!
熟練施工者により、1時間ほどで高効率窓に交換
(4)DIYでできる内窓作り
ホームセンターでキットを売っています
指導のもと1時間ほどで出来上がり
最初の窓枠計測が成功を左右します!
内窓の効果を測定
(右)内窓なし (左)内窓あり
「小窓の内窓作り」
ご自宅のお風呂やトイレの小窓で挑戦してみてください!
- 断熱性の重要性を感じた
- 地域に戻ってワークショップを実行したい
- 我が家がとても寒いのが悩みだった。参加して持ち帰るヒントが出来た。ぜひ、家で断熱を実行してみたい。
- サーモグラフィ等を用いることにより効果の見える化ができ、ワークショップが進化しているのを感じた。
- 断熱の取組は地味で効果が目に見えないものだが、ワークショップをとおしてその効果を体感し実感することができる。
第1回 2023遮熱改修ワークショップ IN さいたま市立大宮小学校
さいたま市は首都圏に位置し、人口増加の大きい都市です。特に、全国でも夏気温が高く40℃を超え、厳冬期の最低温度は零下となります。 そこで、大宮小学校のご協力を得て、断熱の重要性と簡単に窓断熱ができる方法を知ってもらうために、特に夏の光を遮るための“遮熱改修ワークショップ”を行いました。
開催日
令和5年8月26日(土)
会場
さいたま市立大宮小学校
主催
埼玉県地球温暖化防止活動推進センター
共催
Forward to 1985 energy life、さいたま断熱改修会議
協力
大宮小学校
後援
さいたま市
創立150周年と歴史のある小学校。大宮駅から近く、周りは商業施設とマンションが林立しています。校舎は昭和40年築、コンクリート建築3~4階建て、50年以上経過しており断熱は不明。今回ワークショップ会場となった、校舎3階の6年生の4教室は夏暑く・冬寒い!
プログラム
- 挨拶
- 講話 前 真之先生(東京大学大学院准教授)
移動/休憩 - ワークショップ
- 振り返り・感想
結果
参加者数
30人(子ども10人、大人20人)、他スタッフ 26人
アンケート結果より
意識変容率 41%、CO2削減効果 31.6tCO2
ワークショップの様子
前先生のお話を聞いた後に、校舎3階の4教室に分かれて窓に立掛ける遮熱パネルを作成しました。各教室では窓用遮熱パネルを6枚ずつ作成し完成させました。
この遮熱パネルはご家庭でもDIY感覚で簡単にできます。但し、パネルが光を遮りますので少々暗くなります。パソコンやテレビを見る部屋や夜には最適です。
サーモカメラで遮熱効果を確認 before43℃。after33℃
- 詳しく断熱のことが分かり、良かったです!
- 子供たちが、学校で快適に暮らせるよう多くの学校で断熱設備が整えられると良いと思います!