_ 先進国が物質的豊かさを追求し続けた結果として起こった地球温暖化は、温室
効果ガスをほとんど排出しない途上国の貧困層に、より深刻な影響を与えてい
ます。先進国は、早急な温暖化対策(自らの排出の大幅削減と途上国への支援)
によって、温暖化の「加害者と被害者」のギャップ(オンダンカクサ)に対す
る責任を負わなければなりません。
温暖化問題は、G8洞爺湖サミットにおいても重要な議題の一つとして取り上げ
られています。しかし、先進国の提案する温暖化対策の中には、公平性・公正
性について、さらなる議論、検討が必要なものも含まれています。
代替燃料であるバイオ燃料促進による生産地開発や食糧高騰問題、次期枠組づく
りにおける途上国の参加の鍵とされる適応支援、技術支援、森林減少による排出
の削減の制度のあり方、さらに、国連の下での議論に先行して、次つぎと創設さ
れる世界銀行等の気候変動関連基金。これらは、すでに途上国側に不利なことが
顕著であり、新たな不公平や格差問題を生じさせる可能性があります。
【場所】 札幌コンベンションセンター 204号室
http://www.sora-scc.jp/access.php
【主催】 国際環境NGO FoE Japan
【参加費】 無料
(1)イントロダクション:オンダンカクサとは (小野寺 ゆうり/FoE Japan)
(2)バイオ燃料 (泊 みゆき氏/バイオマス産業社会ネットワーク)
(3)森林減少による炭素排出削減(REDD) (中澤 健一/FoE Japan)
(4)資金メカニズム (カレン・オレンステイン/FoE US)
(5)パネルディスカッション
(アンドレイ・ラレティン氏/Global Forest Coalition、
カレン・アレンステイン氏、泊 みゆき氏、小野寺 ゆうり、中澤 健一)
http://www.foejapan.org/event/event_form.html
Tel: 03-6907-7217 Fax:03-69070-7219
E-mail:energy@foejapan.org
【協力団体】原子力資料情報室、市民外交センター、(財)地球・人間環境フォー
ラム、日本インドネシアNGOネットワーク(JANNI)、日本環境ジャーナリストの
会、熱帯林行動ネットワーク(JATAN)、バイオマス産業社会ネットワーク